DocumentLibraryVersions オブジェクト (Office)
Microsoft Word の Document オブジェクト、Excel の Workbook オブジェクト、PowerPoint の Presentation オブジェクトの DocumentLibraryVersions プロパティは、DocumentLibraryVersions オブジェクトを返します。 DocumentLibraryVersions オブジェクトは、DocumentLibraryVersion オブジェクトのコレクションを表します。
注釈
サーバー上の SharePoint ドキュメント ライブラリに格納されているドキュメントで DocumentLibraryVersions オブジェクトを使用して、作業中のドキュメントに対してバージョン管理が有効かどうかを判断し、バージョン管理が有効になっている場合は DocumentLibraryVersion オブジェクトのドキュメントのコレクションを管理します。
各 DocumentLibraryVersion オブジェクトは、作業中の文書の保存済みバージョンを 1 つ表します。 バージョン管理が有効になっている場合、次のアクションが発生すると、サーバーに新しいバージョンが作成されます。ユーザーが開いているドキュメントに変更を保存するたびに、追加のバージョンは作成されません。
- チェックイン
- 保存: ユーザーがドキュメントを開いた後にドキュメントを最初に保存すると、サーバーに新しいバージョンが作成されます。 ドキュメントを開いている間にさらに変更を保存した場合は、同じバージョンに対して保存が適用されます。
- 復元
- アップロード
DocumentLibraryVersions オブジェクト モデルは、バージョン管理を有効または作業中の文書で無効にするかどうかに使用可能です。 Document、Workbook、Presentation オブジェクトの DocumentLibraryVersions プロパティは、作業中のドキュメントがドキュメント ライブラリに格納されていない場合、またはバージョン管理が有効になっていない場合は Nothing を返しません。 IsVersioningEnabled プロパティを使用して、ドキュメント が Web サイトで編集されるたびに、バックアップ コピーまたはバージョンを保存するようにドキュメント ライブラリが構成されているかどうかを判断します。
例
次の例では、作業中のドキュメントに対してバージョン管理が有効になっているかどうかを確認し、有効な場合は、保存された各バージョンに関する情報を表示します。
Dim dlvVersions As Office.DocumentLibraryVersions
Dim dlvVersion As Office.DocumentLibraryVersion
Dim strVersionInfo As String
Set dlvVersions = ActiveDocument.DocumentLibraryVersions
If dlvVersions.IsVersioningEnabled Then
strVersionInfo = "This document has " & _
dlvVersions.Count & " versions: " & vbCrLf
For Each dlvVersion In dlvVersions
strVersionInfo = strVersionInfo & _
" - Version #: " & dlvVersion.Index & vbCrLf & _
" - Modified by: " & dlvVersion.ModifiedBy & vbCrLf & _
" - Modified on: " & dlvVersion.Modified & vbCrLf & _
" - Comments: " & dlvVersion.Comments & vbCrLf
Next
Else
strVersionInfo = "Versioning not enabled for this document."
End If
MsgBox strVersionInfo, vbInformation + vbOKOnly, "Version Information"
Set dlvVersion = Nothing
Set dlvVersions = Nothing
関連項目
サポートとフィードバック
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