DocumentLibraryVersion オブジェクト (Office)
DocumentLibraryVersion オブジェクトは、バージョン管理が有効になっており、サーバー上のドキュメント ライブラリに格納されている共有ドキュメントの 1 つの保存済みバージョンを表します。 各 DocumentLibraryVersion オブジェクトは、アクティブ ドキュメントの DocumentLibraryVersions コレクションのメンバーです。
注釈
各 DocumentLibraryVersion オブジェクトは、作業中の文書の保存済みバージョンを 1 つ表します。 バージョン管理が有効になっている場合、次に示すアクションが発生すると、サーバーに新しいバージョンが作成されます。ユーザーが開いているドキュメントに変更を保存するたびに、追加のバージョンは作成されません。
- チェックイン
- 保存: ユーザーがドキュメントを開いた後にドキュメントを最初に保存すると、サーバーに新しいバージョンが作成されます。 ドキュメントを開いている間にさらに変更を保存した場合は、同じバージョンに対して保存が適用されます。
- 復元
- アップロード
共有ドキュメントの保存済みバージョンに関する情報を返すには、 更新日時 、 こうした 、および コメント のプロパティを使用します。
開くには以前のバージョンでは、 Open メソッドまたは現在のバージョンの代わりに以前のバージョンを復元する 復元 方法を使用します。 バージョンを削除するのにには、 Delete メソッドを使用します。
例
次の使用例は、アクティブ ドキュメントの各保存済みバージョンのさまざまなプロパティの値を表示します。
Dim dlvVersions As Office.DocumentLibraryVersions
Dim dlvVersion As Office.DocumentLibraryVersion
Dim strVersionInfo As String
Set dlvVersions = ActiveDocument.DocumentLibraryVersions
If dlvVersions.IsVersioningEnabled Then
strVersionInfo = "This document has " & _
dlvVersions.Count & " versions: " & vbCrLf
For Each dlvVersion In dlvVersions
strVersionInfo = strVersionInfo & _
" - Version #: " & dlvVersion.Index & vbCrLf & _
" - Modified by: " & dlvVersion.ModifiedBy & vbCrLf & _
" - Modified on: " & dlvVersion.Modified & vbCrLf & _
" - Comments: " & dlvVersion.Comments & vbCrLf
Next
Else
strVersionInfo = "Versioning not enabled for this document."
End If
MsgBox strVersionInfo, vbInformation + vbOKOnly, "Version Information"
Set dlvVersion = Nothing
Set dlvVersions = Nothing
関連項目
サポートとフィードバック
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