Office アドインの Word JavaScript オブジェクト モデル
この記事では、Word JavaScript API を使用してアドインを構築する場合の基本的な概念について説明します。
重要
Word API の非同期性と、ドキュメントでの動作方法については、「アプリケーション固有の API モデルの使用」を参照してください。
Word 用の Office.js API
Word アドインは、Office JavaScript API を使用してWord内のオブジェクトと対話します。 これには、次の 2 つの JavaScript オブジェクト モデルが含まれます。
Word JavaScript API: Word JavaScript API には、ドキュメント、範囲、テーブル、リスト、フォーマットなどを操作する厳密に型指定されたオブジェクトが用意されています。
共通 API: 共通 API では、UI、ダイアログ、クライアント設定など、複数のタイプの Office アプリケーションに共通の機能にアクセスできます。
Word を対象にしたアドインでは、機能の大部分を Word JavaScript API を使用して開発する可能性がありますが、共通 API のオブジェクトも使用します。 例:
- Office.Context: オブジェクトは
Context
アドインのランタイム環境を表し、API のキー オブジェクトへのアクセスを提供します。 これはcontentLanguage
やofficeTheme
などのドキュメント構成の詳細で構成され、host
やplatform
などのアドインのランタイム環境に関する情報も提供します。 さらに、指定された要件セットがアドインが実行されているWord アプリケーションでサポートされているかどうかをチェックするために使用できる メソッドも提供requirements.isSetSupported()
されます。 - Office.Document: オブジェクトは
Office.Document
メソッドをgetFileAsync()
提供します。このメソッドを使用して、アドインが実行されているWord ファイルをダウンロードできます。 これは、Wordとは別です。Document オブジェクト。
Word 固有のオブジェクト モデル
Word API について理解するには、ドキュメントの構成要素が互いにどのように関連しているかを理解する必要があります。
- ドキュメント には セクション と、設定やカスタム XML パーツなどのドキュメントレベルのエンティティが含まれます。
- セクション には 本文 が含まれます。
- 本文 は、特に パラグラフ、ContentControl、および 範囲 オブジェクトへのアクセスを提供します。
- 範囲 は、テキスト、空白、テーブル、画像など、コンテンツの連続した領域を表します。 また、テキストの操作方法のほとんどが含まれます。
- リスト は、番号付きまたは箇条書きのリスト内のテキストを表します。
関連項目
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