次の方法で共有


Excel JavaScript API を使用して範囲の形式を設定する

この記事では、Excel JavaScript API を使用して範囲内のセルのフォントの色、塗りつぶしの色、数値の形式を設定するコード サンプルを提供します。 オブジェクトがサポートする Range プロパティとメソッドの完全な一覧については、「 Excel.Range クラス」を参照してください。

注:

Excel JavaScript API には、"Cell" オブジェクトまたはクラスがありません。 代わりに、Excel JavaScript API はすべての Excel セルを Range オブジェクトとして定義します。 Excel UI の個々のセルは、Excel JavaScript API の 1 つのセルを持つ Range オブジェクトに変換されます。 1 つの Range オブジェクトに複数の連続したセルを含めることもできます。 詳しくは、「Excel JavaScript API を使用したセルの操作」を参照してください。

フォントの色と塗りつぶしの色を設定する

次のコード サンプルは、範囲 B2:E2 のセルのフォントの色と塗りつぶしの色を設定します。

await Excel.run(async (context) => {
    let sheet = context.workbook.worksheets.getItem("Sample");

    let range = sheet.getRange("B2:E2");
    range.format.fill.color = "#4472C4";
    range.format.font.color = "white";

    await context.sync();
});

フォントの色と塗りつぶしの色を設定する前の範囲内のデータ

形式が設定される前の Excel のデータ。

フォントの色と塗りつぶしの色を設定した後の範囲内のデータ

形式が設定された後の Excel のデータ。

数値の書式を設定する

次のコード サンプルは、範囲 D3:E5 のセルの数値を書式を設定します。

await Excel.run(async (context) => {
    let sheet = context.workbook.worksheets.getItem("Sample");

    let formats = [
        ["0.00", "0.00"],
        ["0.00", "0.00"],
        ["0.00", "0.00"]
    ];

    let range = sheet.getRange("D3:E5");
    range.numberFormat = formats;

    await context.sync();
});

数値の書式を設定する前の範囲内のデータ

数値形式が設定される前の Excel のデータ。

数値の書式を設定した後の範囲内のデータ

数値形式が設定された後の Excel のデータ。

関連項目