IMAPISession::GetMsgStoresTable
適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016
セッション プロファイル内のすべてのメッセージ ストアに関する情報を含むメッセージ ストア テーブルへのアクセスを提供します。
HRESULT GetMsgStoresTable(
ULONG ulFlags,
LPMAPITABLE FAR * lppTable
);
パラメーター
ulFlags
[in]文字列である列の形式を決定するフラグのビットマスク。 次のフラグを設定できます。
MAPI_UNICODE
文字列列は Unicode 形式です。 MAPI_UNICODE フラグが設定されていない場合、文字列列は ANSI 形式になります。
lppTable
[out]メッセージ ストア テーブルへのポインター。
戻り値
S_OK
テーブルが正常に返されました。
MAPI_E_BAD_CHARWIDTH
MAPI_UNICODE フラグが設定され、セッションで Unicode がサポートされていません。
注釈
IMAPISession::GetMsgStoresTable メソッドは、プロファイル内の開いている各メッセージ ストアに関する情報を含む MAPI によって管理されるテーブルであるメッセージ ストア テーブルへのポインターを取得します。
メッセージ ストア テーブルの必須列と省略可能な列の完全な一覧については、「 メッセージ ストア テーブル」を参照してください。
呼び出し側への注意
MAPI は、変更が発生するたびにセッション中にメッセージ ストア テーブルを更新するため、メッセージ ストア テーブルの Advise メソッドを呼び出して、これらの変更を通知するように登録します。 可能な変更には、新しいメッセージ ストアの追加、既存のストアの削除、既定のストアへの変更などがあります。
ulFlags パラメーターでMAPI_UNICODE フラグを設定すると、IMAPITable::QueryColumns メソッドと IMAPITable::QueryRows メソッドから返される列の形式に影響します。 このフラグは、 IMAPITable::QuerySortOrder メソッドによって返される並べ替え順序のプロパティ型も制御します。
MFCMAPI リファレンス
MFCMAPI のサンプル コードについては、次の表を参照してください。
| ファイル | 関数 | コメント |
|---|---|---|
| MainDlg.cpp |
CMainDlg::OnOpenMessageStoreTable |
MFCMAPI では、IMAPISession::GetMsgStoresTable メソッドを使用してメッセージ ストア テーブルを取得し、MFCMAPI の [メイン] ダイアログ ボックスで表示できるようにします。 |