IMAPIProgress : IUnknown
適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016
クライアント アプリケーションに進行状況インジケーターを提供する進行状況オブジェクトを実装します。 進行状況インジケーターは、メッセージ ストア間でフォルダーをコピーするなど、操作の完了率を示すユーザー インターフェイスの表示です。 MAPI アプリケーションとクライアント アプリケーションは進行状況オブジェクトを実装し、サービス プロバイダーはそれらを使用します。
プロパティ | 値 |
---|---|
ヘッダー ファイル: |
Mapidefs.h |
によって公開される: |
進行状況オブジェクト |
実装元: |
MAPI とクライアント アプリケーション |
呼び出し元: |
サービス プロバイダー |
インターフェイス識別子: |
IID_IMAPIProgress |
ポインター型: |
LPMAPIPROGRESS |
Vtable の順序
メンバー | 説明 |
---|---|
進行状況 |
操作の完了に向けて行われた進行状況を表示する進行状況インジケーターを更新します。 |
GetFlags |
進行状況情報が計算される操作レベルの進行状況オブジェクトからフラグ設定を返します。 |
GetMax |
進行状況情報が表示される操作の項目の最大数を返します。 |
GetMin |
進行状況情報が表示される SetLimits メソッドの最小値を返します。 |
SetLimits |
操作内の項目数の下限と上限、および操作の進行状況情報の計算方法を制御するフラグを設定します。 |
注釈
MAPI には、長い可能性のある操作を実行する多くのメソッドに lpProgress パラメーターが含まれています。 lpProgress は 、進行状況オブジェクトのクライアント実装を指します。 IMAPIProgress インターフェイスを実装するクライアントは、このパラメーターを実装を指すよう設定します。IMAPIProgress を実装していないクライアントは、 パラメーターを NULL に設定します。 操作の処理中に進行状況インジケーターを表示するために、サービス プロバイダーは、クライアントによって提供される進行状況オブジェクト (使用可能な場合) または MAPI 実装 ( lpProgress が NULL に設定されている場合に示されます) を使用します。
MFCMAPI リファレンス
MFCMAPI のサンプル コードについては、次の表を参照してください。
ファイル | Function | コメント |
---|---|---|
MapiProgress.h と MapiProgress.cpp |
該当なし |
IMAPIProgress 設定が有効になっている場合、MFCMAPI は、実装を受け入れる MFCMAPI によって呼び出されるすべての関数に IMAPIProgress 実装を渡します。 |