CopyTo メソッド (ADO)
適用先: Access 2013、Office 2013
Stream オブジェクトから、指定した文字数またはバイト数 (Type によって決まる) のデータを別の Stream オブジェクトにコピーします。
構文
Stream。CopyTo DestStream、NumChars
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
DestStream | 開いている Stream オブジェクトへの参照を含むオブジェクト変数の値を指定します。
DestStream で指定した Stream に現在の Stream がコピーされます。 コピー先の Stream は既に開かれている必要があります。 開かれていない場合は、実行時エラーが発生します。 注: DestStream パラメーターは、クライアントにリモート接続できないStream オブジェクトのプライベート インターフェイスにアクセスする必要があるため、Stream オブジェクトのプロキシではない可能性があります。 |
NumChars | 省略可能です。 コピー元 Stream の現在の位置からコピー先の Stream にコピーするバイト数または文字数を指定する整数型 (Integer) の値を指定します。 既定値は -1 で、現在の位置から EOS までのすべての文字またはバイトをコピーするよう指定します。 |
注釈
このメソッドは、Position プロパティで指定された現在の位置から指定数の文字またはバイトをコピーします。 指定した数が、現在の位置から EOS までのバイト数を超える場合は、現在の位置から EOS までの文字またはバイトのみがコピーされます。 NumChars の値が ?1 の場合、または省略されている場合は、現在の位置から始まるすべての文字またはバイトがコピーされます。
コピー先のストリームに既存の文字またはバイトが存在する場合、コピーの終了ポイント以降の内容はすべてそのまま残り、削除されません。 Position は、コピーされた最後のバイトの次のバイトになります。 これらのバイトを削除する場合は、 SetEOS を呼び出してください。
CopyTo メソッドは、コピー先の Stream とコピー元の Stream の種類が同じ場合 (Type プロパティの設定値がいずれも adTypeText であるか、またはいずれも adTypeBinary である場合) のコピーに使用します。 Stream オブジェクトが文字列型の場合、コピー先の Stream の Charset プロパティの設定値を変更すると、文字セットを別の文字セットに変換することができます。 また、文字列型の Stream オブジェクトをバイナリ型の Stream オブジェクトにコピーすることはできますが、バイナリ型の Stream オブジェクトを文字列型の Stream オブジェクトにコピーすることはできません。