Position プロパティ (ADO)
適用先: Access 2013、Office 2013
Stream オブジェクト内の現在の位置を示します。
設定と戻り値
ストリームの先頭から現在位置までのオフセットをバイト単位で示す長整数型 ( Long ) の値を設定または取得します。 既定値は 0 で、ストリームの最初のバイトを表します。
注釈
現在位置はストリームの末尾よりも後ろに移動できます。 ストリームの末尾を越えて現在位置を指定すると、 Stream オブジェクトの Size も拡張されます。 この方法で追加された新しいバイトはすべて Null になります。
注:
[!メモ] Position は常にバイト単位です。 マルチバイト文字セットを使用するテキスト ストリームでは、位置と文字サイズを乗算することによって文字数がわかります。 たとえば、2 バイト文字セットの場合、最初の文字の位置は 0、2 番目の文字の位置は 2、3 番目の文字の位置は 4 のようになります。
負の値を使用して Stream 内の現在位置を変更することはできません。 Position で使用できるのは正の値だけです。
読み取り専用の Stream オブジェクトの場合、 Position が Stream の Size よりも大きい値に設定されていても ADO はエラーを返しません。 これによって、 Stream のサイズや、 Stream の内容が変更されることはありません。 ただし、 Position の値が意味のない値になるので、このような操作はしないでください。