クエリ 高速化ポリシー (プレビュー)
外部テーブルは、Kusto データベースの外部に格納されているデータを参照するスキーマ エンティティです。 外部テーブルに対するクエリの実行パフォーマンスは、ストレージからデータをフェッチするネットワーク呼び出し、インデックスがないなどのさまざまな要因によって取り込まれるデータに比べてパフォーマンスが低下する可能性があります。 クエリ アクセラレーションを使用すると、外部デルタ テーブルの上にポリシーを指定できます。 このポリシーでは、高パフォーマンス クエリのデータを高速化する日数を定義します。
クエリ アクセラレーションは、Azure Data Lake Store Gen2 または Azure Blob Storage 外部テーブルを介して Azure Data Explorer でサポート。
クエリ アクセラレーションは、OneLake、Azure Data Lake Store Gen2、または Azure Blob Storage 外部テーブルを介して Eventhouse でサポート。
Fabric UI でクエリ アクセラレーションを有効にするには、OneLake ショートカットに対する Query アクセラレーションを参照してください。
制限事項
- 外部テーブルの列数は 900 を超えることはできません。
- パーティションを含む高速外部デルタ テーブルに対するクエリ パフォーマンスが、プレビュー期間中には最適にならない可能性があります。
- この機能では、静的で高度な機能を備えたデルタ テーブルが想定されています。たとえば、列マッピングが変更されない、パーティションが変更されないなどです。 高度な機能を変更するには、まずポリシーを無効にし、変更が行われた後でポリシーを再度有効にします。
- また、デルタ テーブルのスキーマ変更の後で、それぞれの
.alter
外部デルタ テーブル スキーマも変更する必要がありますが、スキーマの変更が中断された場合に、アクセラレーションが最初から始まる可能性があります。 - インデックスベースの排除はパーティションではサポートされていません。
- 圧縮サイズが 6 GB を超える Parquet ファイルはキャッシュされません。
- 偽装認証を使用する外部テーブルでは、クエリ アクセラレーションはサポートされていません。
既知の問題
- OPTIMIZE 関数で最適化された外部デルタ テーブル内のデータを再収集する必要があります。
- 差分で頻繁に MERGE/UPDATE/DELETE 操作を実行すると、基になる Parquet ファイルが変更で書き換えられ、Kusto はそのようなファイルの高速化をスキップし、クエリ時間中に取得を行う可能性があります。
- システムは、デルタ テーブル ディレクトリのすべての成果物が、選択したユーザーに対して同じアクセス レベルを持っていることを前提としています。 差分テーブル ディレクトリでアクセス許可が異なるファイルが異なると、予期しない動作が発生する可能性があります。