IdentitySection クラス
ASP.NET アプリケーションをアプリケーション プール ID (既定) として実行するか、IIS 認証ユーザー ID として実行するか、カスタム構成 ID として実行するかを指定します。
構文
class IdentitySection : ConfigurationSection
メソッド
次の表に、IdentitySection
クラスによって公開されるメソッドの一覧を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
GetAllowDefinition | (ConfigurationSection から継承。) |
GetAllowLocation | (ConfigurationSection から継承。) |
RevertToParent | (ConfigurationSection から継承。) |
SetAllowDefinition | (ConfigurationSection から継承。) |
SetAllowLocation | (ConfigurationSection から継承。) |
プロパティ
次の表は、IdentitySection
クラスによって公開されるプロパティの一覧です。
名前 | 説明 |
---|---|
Impersonate |
必要な読み取り/書き込みの boolean 値。 各要求に対してクライアントの偽装を使用する場合は true 。それ以外の場合は false 。 既定値は、false です。 |
Location |
(ConfigurationSection から継承。)キー プロパティ。 |
Password |
Impersonate プロパティが true に設定されている場合に Web アプリケーションのパスワードを指定する、オプションの読み取り/書き込みの string 値。 詳細については、「解説」を参照してください。 |
Path |
(ConfigurationSection から継承。)キー プロパティ。 |
SectionInformation |
(ConfigurationSection から継承。) |
UserName |
Impersonate プロパティが true に設定されている場合に Web アプリケーションのユーザー名を指定する、オプションの読み取り/書き込みの string 値。 詳細については、「解説」を参照してください。 |
サブクラス
このクラスにはサブクラスが含まれていません。
解説
Password
プロパティと UserName
プロパティは、構成ファイルにクリア テキストで格納されます。 IIS がユーザー エージェント要求への応答で .config ファイルを送信することはありませんが、サーバーを含むドメインに対して適切な資格情報を持っているユーザーは .config ファイルを閲覧することができます。 レジストリに暗号化された形式で UserName
値と Password
値を格納する方法については、「identity 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)」を参照してください。
継承階層
IdentitySection
要件
型 | 説明 |
---|---|
クライアント | - Windows Vista 上の IIS 7.0 - Windows 7 上の IIS 7.5 - Windows 8 上の IIS 8.0 - Windows 10 上の IIS 10.0 |
[サーバー] | - Windows Server 2008 上の IIS 7.0 - Windows Server 2008 R2 上の IIS 7.5 - Windows Server 2012 上の IIS 8.0 - Windows Server 2012 R2 上の IIS 8.5 - Windows Server 2016 上の IIS 10.0 |
Product | - IIS 7.0、IIS 7.5、IIS 8.0、IIS 8.5、IIS 10.0 |
MOF ファイル | WebAdministration.mof |