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ピア ツー ピア ネットワークについて

ピア指向 SNA ネットワーク内のデバイスは、拡張ピアツーピア ネットワーク (APPN) に参加します。 タイプ 2.1 の物理ユニット (PU 2.1) と呼ばれる各デバイスによって、すべてのネットワーク ルーティング機能と、通常のコンピューティング アクティビティおよびアプリケーションが処理されます。

LU 6.2 論理ユニットは、PU 2.1 デバイスに関連付けられます。 APPN ネットワーク内のデバイスは、LU 6.2 (APPC LU とも呼ばれます) エンティティとして現れます。 これらのデバイス上で実行されるプログラムは、トランザクション プログラム (TP) と呼ばれます。

ピア指向 SNA ネットワークを示す画像。
ピア指向 SNA ネットワークの図

APPC を使用すると、異なる APPN システム上の TP が、APPN ネットワーク経由で相互に直接通信できるようになります。 APPN ネットワークでは、Host Integration Server によって APPC プロトコルがサポートされ、PU 2.1 の低エントリ ネットワーク (LEN) ノードがエミュレートされます。

IBM i 環境では、APPC は次のようなさまざまなアプリケーションに使用されます。

  • 5250 アクセス

  • TN5250 アクセス

  • ファイルの転送

    TP では、次の図に示すように、LU 6.2 名を使用して他のシステムや他のトランザクション プログラムにアクセスします。 Host Integration Server の場合、5250 ターミナル エミュレーターなどのトランザクション プログラムでは、APPC LU エイリアスを使用して別の TP にアクセスすることもできます。 この場合、LU エイリアスは、他のシステムの TP にアクセスするために実際に使用される LU 名にマップされます。

    APPC のトランザクション プログラムを示す画像。
    APPC のトランザクション プログラムの図

    APPC では、LU のペアを使用して、トランザクション プログラム間の同時双方向通信を容易にします。 これを実現するために、APPN ネットワーク内の各デバイスでローカル LU とリモート LU が定義されます。

    ローカル LU とリモート LU の認識は、構成しているシステムによって異なります。 Host Integration Server を構成する場合、ローカル APPC LU は Host Integration Server コンピューターに対応し、リモート LU は IBM i に対応します。 あるシステム上のローカル LU は、別のシステム上のリモート LU と通信します。 IBM i の観点から構成を表示する場合、Host Integration Server コンピューターはリモート・システムであり、IBM i はローカル・システムです。

    APPC の会話コンポーネントを示す画像。
    APPC の会話コンポーネントの図

    5250 端末エミュレーターなどのクライアント/サーバー・ネットワーク TP が IBM i (リモート・システム) 上の TP との会話を要求すると、サーバー (ローカル・システム) はクライアント要求に代わって動作し、LU 6.2 - LU 6.2 セッションを IBM i にネゴシエートします。 IBM i TP から送受信されるデータは、サーバーによって処理され、選択したクライアント/サーバー・プロトコルを介してクライアント TP に送信されます。 これは上記の図に示されています。

関連項目

CPI-C について
APPC 接続の計画