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Unified Service Desk のエンティティ検索を使用したデータ検索

エンティティ検索は、Microsoft Dataverse Web サービスをクエリしてデータを返す FetchXML 定義です。 エンティティ検索では、FetchXML クエリ内の置換パラメーターを使用することもできます。 エンティティ検索は、ウィンドウ ナビゲーション ルールで、フォームに表示されていないデータにアクセスするためのソースとしても、Dataverse への Web サービス呼び出しを使用してデータを検索するための宛先としても使用でき、その後、置換パラメーターで使用することができるよう、Unified Service Desk のコンテキスト データを作成できます。 エンティティ検索は、グローバルマネージャーでホストされたコントロールの DoSearch アクションで使用して、データを検索することもできます。

エンティティ検索は、Dataverse のエンティティ検索領域 (設定>Unified Service Desk>エンティティ検索) で定義します。 エンティティ検索を定義するには、名前、検索が適用されるエンティティ、サーバーからデータを取得するクエリを表す FetchXML クエリの、3 つを指定する必要があります。

次の FetchXML クエリは、サポート案件から取得できる顧客 ID を基に、取引先企業の名前とアドレスの詳細情報を返します。

<fetch version="1.0" output-format="xml-platform" mapping="logical" distinct="false">  
  <entity name="account">  
    <attribute name="name" />  
    <attribute name="emailaddress1" />  
    <attribute name="telephone1" />     
    <attribute name="address1_line1" />  
    <attribute name="address1_city" />  
    <attribute name="address1_stateorprovince" />  
    <attribute name="address1_postalcode" />  
   <attribute name="address1_country" />  
   <attribute name="msdyusd_facebook"/>  
   <attribute name="msdyusd_twitter"/>  
    <order attribute="name" descending="false" />  
    <filter type="and">  
      <condition attribute="accountid" operator="eq" value="{[[incident.customerid.Id]x]}" />  
    </filter>  
  </entity>  
</fetch>  

エンティティ検索の定義はこのようになります。

エンティティ検索の定義例。

重要

エンティティ検索で FetchXML クエリを定義しているときは、その目的のために必要なフィールドのみを返す必要があります。 これにより、要求と返されるデータのサイズが制限されるため、ネットワークへの影響を最小限に抑えることができ、リソース使用率が最適化されます。

開発者は、Dataverse のレコードを検索するコードで既存のエンティティ検索の定義も再利用できます。 詳細: カスタム コードでのエンティティ検索定義の再利用

参照

カスタム コードでのエンティティ検索定義の再利用
Unified Service Desk でのウィンドウ ナビゲーションの規則の使用
アクション コール
Unified Service Desk の構成方法について
チュートリアル: CTI イベントのルーティングに対して汎用リスナー アダプターを使用する