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プロジェクト マネージャーが承認するまでベンダーの支払いをブロックする

重要

この記事に記載されている機能は、プレビュー リリースの一部として対象ユーザーに提供されています。 コンテンツおよび機能は変更される場合があります。

適用対象: リソース/非在庫ベースのシナリオ向け Project Operations

この記事では、Dataverse でプロジェクト マネージャーから承認を受けるまで、ベンダー請求書に対するベンダー支払いの保留を容易にする Microsoft Dynamics 365 Project Operations の機能について説明します。 場合によっては、ベンダー支払いを開始する前にプロジェクト マネージャーの承認が必要になることがあります。 このような場合、買掛金勘定 (AP) 担当者は請求書を文書化し、プロジェクト マネージャーの承認を待ってから支払いを処理します。

この記事で説明されている機能を使用するには、Dynamics 365 Finance の 機能管理 ワークスペースで PM がリソース ベース/非在庫のシナリオの請求書を確認するまで、ベンダー請求書に対してベンダー支払いの保留を有効にする 機能を有効にする必要があります。

必要最小バージョン

Project Operations の非在庫/リソース ベースのシナリオでこの機能を使用するには、以下のバージョンが必要です:

  • Project Operations Dataverse バージョン 4.76.0.0 またはそれ以降
  • Finance バージョン 10.0.37 またはそれ以降

ベンダー請求書ヘッダーの二重書き込みマップを実行する

Project Operations 統合プロジェクト ベンダー請求書のエクスポート エンティティ V2msdyn_projectvendorinvoices 用のマッピングがバージョン 1.0.0.0 またはそれ以降を使用していることを確認してください。

次のスクリーンショットは、ベンダー請求書に使用される二重書き込みエンティティ マップを示しています。

二重書き込みのマッピングのスクリーンショット。

次のスクリーンショットは、ベンダー請求書に使用される二重書き込みフィールド マッピングを示しています。

二重書き込みフィールド マッピングのスクリーンショット。

外注ベンダーの請求書検証とベンダーの支払いブロックのパラメーターを設定する

  1. Finance で、プロジェクト管理および会計>設定>プロジェクト管理および会計パラメーター の順に移動します。
  2. プロジェクト マネージャーが Dataverse でベンダー請求書を確認する必要がある場合は、財務 タブで PM による手動検証が必要です オプションを はい にします。 PM 確認までベンダー支払いをブロックする フィールドが使用可能になります。
  3. プログラム マネージャーが Dataverse でベンダー請求書を承認するまでベンダー支払いをブロックする必要がある場合は、PM 確認までベンダー支払いをブロックする オプションを はい に設定します。 このフィールドは、PM による手動検証が必要です オプションが はいに設定されている場合にのみ使用できます。

ベンダー請求書の作成と計上

AP 担当者が外注業者から請求書を受け取ると、Finance で新しい請求書が作成されます。

  1. Finance で、買掛金勘定>請求書>請求書に移動します。
  2. アクション ペインで、新規を選択してベンダー請求書を作成します。
  3. 請求書ヘッダーの請求書勘定フィールドで、下請業者を選択します。
  4. 請求書の日付を選択します。
  5. ヘッダー タブの PM による手動検証が必要ですPM 確認までベンダー支払いをブロックする オプションは、プロジェクト管理および会計パラメーター ページからのデフォルト設定を使用します。 ベンダー請求書レベルで設定を変更できます。 PM による手動検証が必要ですPM 確認までベンダー支払いをブロックする オプションが、はい に設定されていることを確認します。
  6. 請求書明細クイック タブで、行の追加を選択してベンダー請求明細行を作成します。
  7. 外注品目用に作成した調達カテゴリを選択し、単価、販売単位、および数量を入力します。
  8. ベンダー請求書明細行 セクションの プロジェクト タブで、外注業者が外注請求書を共有するプロジェクトを選択します。
  9. プロジェクト カテゴリを選択します。 タイプ (品目経費材料時間) のいずれを選択してもかまいません。 選択したプロジェクト カテゴリが時間の場合のみ、ロールを選択します。
  10. 転記を選択してベンダー請求書を転記します。

仕入先請求書が転記されると、プロジェクト マネージャーの検証および処理のために Dataverse で利用可能になります。 Dataverse でのベンダー請求書の検証については、プロジェクトのベンダー請求書の確認 を参照してください。

支払対象のベンダー請求書を有効にする

プロジェクト マネージャが Dataverse でベンダー請求書を確認すると、ベンダー請求書はベンダー支払いとして承認されます。 場合によっては、Dataverse でプログラム マネージャーが承認する前でも、ベンダー支払いが必要な場合は、ベンダー請求書の支払いを手動で承認することができます。

  1. 買掛金勘定>ベンダー>すべてのベンダー に移動します。
  2. リストでベンダーを選択します。
  3. アクション ペインで トランザクション を選択します。
  4. ベンダー請求書のベンダー トランザクションを選択します。
  5. 全般 タブで 承認済 オプションを はい に設定します。