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エンティティへの SLA の適用

Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) のサービス レベル契約 (SLA) は、サービス レベルの達成を示す指標または主要業績評価指標 (KPI) の定義の対象となる品目を含めることによって、顧客に対して提供することに組織が同意するサービスまたはサポートのレベルを定義することを支援します。 カスタム エンティティと以下のシステム エンティティに SLA を適用できます。

  • 定期的な予定 (RecurringAppointmentMaster) を除くすべての活動エンティティ (電子メール、タスク、予定など)

  • Account

  • 取引先担当者

  • 請求書

  • インシデント (サポート案件)

  • 営業案件

  • 見積もり

  • リード

  • 受注 (SalesOrder) (受注)

Note

エンティティ向け SLA サポートは、インシデント エンティティに加えて、CRM Online 2016 更新 1 および Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) Service Pack 1 で導入されました。

適用する SLA に対してエンティティを有効化

エンティティに SLA を適用するには、エンティティに対して、IsSLAEnabled 属性を true に設定する必要があります。 この設定は、有効にした後は変更できません。 Incident エンティティは既定で SLA に対して有効になっています。

また、カスタマイズ ツールを使用して、エンティティを SLA に対して有効にすることもできます。 詳細: サービス レベル契約のエンティティを有効化

エンティティを SLA に対して有効にすると、SLAId および SLAInvokedId などの新しい SLA 関連の属性がそのエンティティに自動的に追加されます。

SLA KPI の作成

エンティティの SLA KPI をプログラムで作成するには、SLA 対応エンティティに対する検索属性を作成してから、SLAKPIInstance エンティティに対してその属性の関連付けを設定します。

エンティティ レコードに SLA を適用する

Customer Engagement (on-premises) を使用して、SLA 対応エンティティの SLA を作成し、新しいエンティティ レコードに自動的に適用されるように、そのエンティティに対する既定として SLA を設定できます。

ただし、ユーザー定義ビジネス要件に基づいてエンティティ レコードに SLA を手動で適用する場合は、プログラム的にエンティティ レコードを更新して、必要な有効な SLA レコードに SLAId 属性値を設定できます。

 

参照

Customer Engagement (on-premises) のサービス エンティティ
拡張サービス レベル アグリーメント (SLA)