モジュール構成プリセット
この記事では、モジュール構成プリセット、Microsoft Dynamics 365 Commerce での構成方法について説明します。
モジュール構成プリセットは、Commerce サイト ビルダーで使用される既定値です。 コンフィギュレーション値がテンプレートまたはレイアウト レベルで設定されていない場合、これらの値は必要です。
モジュール構成プリセットは、モジュール レベルまたはテーマ内で作成できます。 選択したテーマに応じて、さまざまなデータ セットを使用できます。 特定のテーマに対するプリセットが存在しない場合、サイト ビルダーでは既定でモジュール レベルのプリセットが使用されます。 モジュール レベルのプリセットとテーマのプリセットの両方が存在する場合、テーマのプリセットがモジュール レベルのプリセットを上書きします。
モジュール レベル構成プリセット
モジュール構成プリセットのデータは、JavaScript Object Notation (JSON) プレビュー ファイルに保存されます。 このファイルは、モジュールのディレクトリの下のプレビュー ディレクトリに保存されます。 このファイルには <MODULE_NAME>.preview.json と名前が付けられます。 たとえば、「product-feature」という名前のカスタム モジュールのプレビュー ファイルのパスは、\src\modules\product-feature\previews\product-feature.preview.json です。
テーマ 構成プリセット
テーマには、テーマの選択時に使用されるモジュール構成プリセット ファイルを含めることができます。 モジュール構成プリセット ファイルは、テーマ ディレクトリの下に作成する必要があります。 次の構造を使用する必要があります: \src\themes\<THEME_NAME>\previews\modules\<MODULE_NAME>\<MODULE_NAME>.preview.json。 たとえば、「spring」という名前のテーマの場合、「product-feature」モジュールの構成プリセット ファイルのパスは \src\themes\spring\previews\modules\product-feature\product-feature.preview.json。
JSON プレビュー ファイル構造
JSON プレビュー ファイルは、画像を除いて、モジュール モック ファイルと同様に構成されます (この記事の後半の注を参照) と id をモジュール名に設定する必要があります。 こちらは、JSON プレビュー ファイルです。
{
"id": "product-feature",
"config": {
"imageAlignment": "left",
"productTitle": "Retro Horn Rimmed Keyhole Nose Bridge Round Sunglasses",
"productDetails": "High-quality and pioneered with the perfect blend of timeless classic and modern technology with hint of old school glamor.",
"buttonText": "Buy Now",
"productIds": "68719498121"
}
}
JSON プレビュー フィールド定義
- id – このフィールドはモジュール ID にマップされます。
- config – このフィールドには、モジュールの定義ファイルに格納されている構成の名前に基づくコンフィギュレーション値の一覧が表示されます。
メモ
現在サポートされていない画像タイプのコンフィギュレーション フィールド。