テーマのモジュールの文字列を変更する
この記事では、Microsoft Dynamics 365 Commerce のテーマ内にてモジュール ライブラリの文字列を変更する方法について説明します。
場合により、モジュールは Commerce サイト ビルダーでコンフィギュレーションできるモジュール内のコンフィギュレーションとして表示される文字列を公開します。 ただし、サインイン ボタンに表示されるテキストなどの他の文字列は、モジュール リソース文字列としてハードコードされている場合があります。
テーマのリソース 文字列の上書き
テーマのリソース 文字列を上書きするには、次例のパターンを使用し、src/リソース/モジュール ディレクトリにある global.json のリソース ファイルを修正します。
"{ThemeNamespace}.{ThemeName}.{ResourceString}": {
"value" : "",
"_value.comment": ""
}
使用しているソフトウェアの開発キット (SDK) に文字列が存在していない場合、モジュールをローカライズで、リソース文字列がどのように作成されたかおよび global.json ファイルの作成方法を参照してください。
プリインストールされたテーマのリソース 文字列の上書き
プリインストールされたテーマ (たとえば、fabrikam またはスターター テーマ) のリソース文字列を上書きするには、テーマの名前空間として @msdyn365-commerce-modules を使用します。 次の例では、fabrikam テーマのサイン インのリンク テキストを変更する方法を示します。
"@msdyn365-commerce-modules.fabrikam.signInLinkText": {
"value": "Sign in now",
"_value.comment": "Sign-in Link Text"
}
カスタムまたはローカル テーマのリソース 文字列の上書き
カスタムまたはローカル テーマ用に、テーマの名前空間として __local__ を使用します。 次の例では、「AdventureWorks」という名のカスタム テーマ用のサイン インのリンク テキストを変更する方法を示します。
"__local__.adventureworks.signInLinkText": {
"value": "Log in",
"_value.comment": "Log in Link Text"
}
メモ
共有テーマについては、子テーマは親テーマにリンクした全てのリソース文字列の上書きを継承します。