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Power Platform のコンバージェンスで有効になる新しいシナリオ

重要

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有効対象 パブリック プレビュー 一般提供
管理者、作成者、マーケティング担当者、またはアナリスト向けで、自動的に有効化される 2021 年 6 月 30 日 2021 年 10 月 22 日

ビジネス バリュー

Microsoft Power Platform の統合により、お客様が個々の財務と運用環境で Microsoft Power Platform スタックを十分に活用するための参入障壁が取り除かれます。 二重書き込みなどの機能は、ワンクリック エクスペリエンスで設定できるようになります。 アドインは、Microsoft Power Platform の統合を使用している環境でも利用できるようになりました。 仮想エンティティも、環境内で既定で使用可能になります。 財務と運用アプリのビジネス イベントと作成/更新/削除 (CUD) イベントも Microsoft Dataverse と統合されます。 CUD イベントは、Microsoft Power Platform の統合でのみ利用可能になることに注意してください。

機能の詳細

Microsoft Power Platform からは、Power Platform 管理センターを介して Dynamics 365 アプリケーション向けの一連の機能が提供されます。 現在、財務と運用アプリは管理センターによって管理されていませんが、今後は、Dynamics 365 Lifecycle Services から管理センターに移行される管理機能がますます増えていきます。 それまでの間、お客様は Dataverse を介して二重書き込み、仮想エンティティ、アドイン、CUD イベント、ビジネス イベントなどの機能を、そして Lifecycle Services の Microsoft Power Platform 統合機能を介してさらに多くの機能を利用できます。

Microsoft Power Platform 統合の設定

お客様は、Lifecycle Services の各環境で新しいエクスペリエンスを使用して、Microsoft Power Platform の初期設定を完了することができます。 これにより、Power Platform 管理センター内で同じ種類の (サンドボックスまたは運用) 環境がプロビジョニングされます。 管理センター内のこの環境は、Lifecycle Services の環境と同じ名前になり、その管理センター内の環境で入力された財務と運用 URL も表示されます。 この環境は Microsoft Dataverse で強化され、仮想エンティティのサポート、二重書き込みオーケストレーションなどのために、いくつかのプラットフォーム ソリューションがプリインストールされます。

二重書き込みアプリケーションの設定を利用する

Lifecycle Services 内で設定が完了すると、二重書き込みアプリケーションの設定ボタンが有効になります。 この機能を有効にする必要があるお客様は、Lifecycle Services からすばやく簡単に有効化できます。 その後、お客様は、同期するエンティティ マップを財務と運用アプリ内から選択できます。

仮想エンティティ

仮想エンティティは、Microsoft Power Platform と統合された環境にインストールされます。 環境は事前に接続されるので、環境間に手動接続を設定する必要はなくなります。

認証と承認

バージョン 10.0.20 のプレビューおよびバージョン 10.0.22 の一般提供以降、仮想エンティティを使用する財務と運用のユーザーを Dataverse で手動で追加したり管理したりする必要はなくなります。 Microsoft Power Platform 統合が有効になると、財務と運用のユーザーは、ユーザーが Power Apps から仮想エンティティにアクセスしようとした時点で Dataverse に自動的に追加されます。 この機能は、財務と運用アプリでフライト BusinessEventsCDSIntegration を有効にすることで使用できます。

Dataverse 内の財務と運用ビジネス イベント

バージョン 10.0.20 のプレビューおよびバージョン 10.0.22 の一般提供以降、Microsoft Power Platform 統合が有効になると、財務と運用アプリ内のビジネス イベントが Dataverse 内のビジネス イベントと融合されます。 これは、財務と運用アプリでビジネス イベントが発生すると、そのイベントが Dataverse で利用可能になることを意味します。 財務と運用ビジネス イベントのサブスクライバーは、Dataverse からイベントを受け取ります。 これにより、ビジネス イベントに応答して実行される財務と運用シナリオに対して Dataverse の C# プラグインも実行可能になります。

Dataverse 内の財務と運用 CUD イベント

バージョン 10.0.20 のプレビューおよびバージョン 10.0.22 の一般提供以降、Microsoft Power Platform の統合が有効になると、財務と運用 OData 対応のデータ エンティティに対して CUD イベントが利用可能になります。 今後、財務と運用 OData 対応エンティティでイベントの作成、更新、削除をサブスクライブできるようになります。 CUD イベントは、Dataverse の仮想エンティティを介して公開されます。 財務と運用アプリでの CUD 操作は、財務と運用ユーザー インターフェイス、仮想エンティティを使用する Power Apps/Power Portal、財務と運用 OData API のいずれかで発生する可能性があります。 CUD イベントでは、常に一貫してエンティティがトリガーされます。 これにより、CUD イベントに応答して実行される財務と運用シナリオに対して Dataverse の C# プラグインも実行可能になります。

開発ツール

プラグイン登録ツールを使用すると、財務と運用アプリからの CUD イベントおよびビジネス イベント用の C# プラグインを登録できます。 Microsoft Power Platform 用の Visual Studio 拡張機能のリリースを使用すると、開発者は Dataverse 環境を探索し、C# プラグインの書き込み、登録、展開、デバッグを Visual Studio 内から直接行うことができます。 財務と運用の開発者など、既に Visual Studio で作業している開発者である対象ユーザーには、これにより、Dataverse の Dynamics 365 アプリと財務と運用アプリにわたるカスタマイズを作成するための 1 つの作業領域 (Visual Studio) が提供されます。

追加機能を利用する

また、Lifecycle Services で設定が完了すると、環境の詳細ページから 1 回のクリックでインストールできるアドイン エクスペリエンスが有効になります。

関連項目

財務と運用アプリとのデータ統合 - Microsoft Dataverse の統合 (Learn)