クエリの連結の例 (C#) (LINQ to XML)
この例は遅延実行の例に基づいており、2 つのクエリ (どちらのクエリも遅延実行とレイジー評価を使用している) を連結した場合の結果を示します。
例: yield return
を使用して実行を延期する 2 番目の拡張メソッドを追加する
この例では、拡張メソッドをもう 1 つ導入します。この AppendString
という拡張メソッドは、指定された文字列をソース コレクションのすべての文字列に追加して変更された文字列を生成します。
public static class LocalExtensions
{
public static IEnumerable<string>
ConvertCollectionToUpperCase(this IEnumerable<string> source)
{
foreach (string str in source)
{
Console.WriteLine("ToUpper: source >{0}<", str);
yield return str.ToUpper();
}
}
public static IEnumerable<string>
AppendString(this IEnumerable<string> source, string stringToAppend)
{
foreach (string str in source)
{
Console.WriteLine("AppendString: source >{0}<", str);
yield return str + stringToAppend;
}
}
}
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
string[] stringArray = { "abc", "def", "ghi" };
IEnumerable<string> q1 =
from s in stringArray.ConvertCollectionToUpperCase()
select s;
IEnumerable<string> q2 =
from s in q1.AppendString("!!!")
select s;
foreach (string str in q2)
{
Console.WriteLine("Main: str >{0}<", str);
Console.WriteLine();
}
}
}
この例を実行すると、次の出力が生成されます。
ToUpper: source >abc<
AppendString: source >ABC<
Main: str >ABC!!!<
ToUpper: source >def<
AppendString: source >DEF<
Main: str >DEF!!!<
ToUpper: source >ghi<
AppendString: source >GHI<
Main: str >GHI!!!<
この例では、各拡張メソッドがソース コレクションのアイテムごとに 1 つずつ実行されることを確認できます。
この例からわかることは、コレクションを生成するクエリを連結しても中間コレクションは具体化されないということです。 代わりに、各アイテムが一方のレイジー メソッドから次のメソッドに渡されます。 この場合のメモリ使用量は、まず文字列の 1 つの配列を取得し、次に大文字に変換した文字列の 2 つ目の配列を作成し、最後に各文字列に感嘆符を追加した文字列の 3 つ目の配列を作成する方法と比べると、はるかに少なくなります。
このチュートリアルの次の記事では、中間結果の具体化について説明します。
関連項目
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