次の方法で共有


<serviceBehaviors> の <behavior>

behavior 要素には、サービスの動作設定のコレクションが含まれます。 各動作には、それぞれの name によってインデックスが付けられます。 サービスは、<endpoint> 要素の behaviorConfiguration 属性を使用して、この名前で各動作にリンクできます。 これにより、設定を再定義することなく、エンドポイント間で共通の動作構成を共有できます。 .NET Framework 4 以降では、バインディングおよび動作に名前を付ける必要はありません。 既定の構成と、名前のないバインディングと動作については、「簡略化された構成」と「WCF サービスの簡略化された構成」を参照してください。

Note

Windows Workflow アクティビティに固有の動作要素 (<sendMessageChannelCache> 要素など) については、「<serviceBehaviors> の <behavior>」のページを参照してください。

configuration
  system.serviceModel
    behaviors
      <serviceBehaviors>
        <behavior>

構文

<system.ServiceModel>
  <behaviors>
    <serviceBehaviors>
       <behavior name="String" />
    </serviceBehaviors>
  </behaviors>
</system.ServiceModel>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
name 動作の構成名を含む一意の文字列。 この値は、要素の識別文字列として機能するため、一意のユーザー定義の文字列である必要があります。 .NET Framework 4 以降では、バインディングおよび動作に名前を付ける必要はありません。 既定の構成と、名前のないバインディングと動作については、「簡略化された構成」と「WCF サービスの簡略化された構成」を参照してください。

子要素

要素 説明
<dataContractSerializer> DataContractSerializer 用の構成データが含まれています。
<persistenceProvider> 使用する永続化プロバイダーの実装の型と、永続化操作に使用するタイムアウトを指定します。
<routing> ルーティング構成の動的な変更を可能にするルーティング サービスへの実行時アクセスを提供します。
<serviceAuthenticationManager> サービス レベルで転送、メッセージ、または送信元の有効性を確立するワークフロー構成要素を提供します。
<serviceAuthorization> サービス操作へのアクセスを承認する設定を指定します。
<serviceCredentials> サービスの認証に使用される資格情報と、クライアントの資格情報検証関連の設定を指定します。
<serviceDebug> Windows Communication Foundation (WCF) サービスのデバッグおよびヘルプ情報機能を指定します。
<serviceDiscovery> サービス エンドポイントの探索可能性を指定します。
<serviceMetadata> サービス メタデータと関連情報の公開を指定します。
<serviceSecurityAudit> サービス操作中にセキュリティ イベントの監査を有効にする設定を指定します。
<serviceThrottling> WCF サービスの調整機構を指定します。
<serviceTimeouts> サービスのタイムアウトを指定します。
<workflowRuntime> ワークフロー ベースの WCF サービスをホストする WorkflowRuntime のインスタンスの設定を指定します。
<useRequestHeadersForMetadataAddress> メタデータのアドレス情報を要求メッセージ ヘッダーから取得できるようにします。

親要素

要素 説明
<serviceBehaviors> サービス動作要素のコレクション。