RichTextBox コントロールの概要 (Windows フォーム)
Windows フォームの RichTextBox コントロールは、テキストの表示や入力をはじめ、テキストの書式形式を行うのに使用されます。 RichTextBox コントロールは、TextBox コントロールの機能をすべて備えているほか、フォント、色、リンクの表示、ファイルからのテキストと埋め込み画像の読み込み、および指定した文字の検索もできます。 RichTextBox コントロールは通常、テキスト操作を行い、Microsoft Word などのワード プロセッシング アプリケーションに似た機能を表示するのに使用されます。 RichTextBox コントロールは、TextBox コントロールのようにスクロール バーを表示することができます。しかし TextBox コントロールとは違い、既定設定では、必要に応じて水平方向および垂直方向の両方のスクロール バーが表示され、スクロール バーの追加設定もできるようになっています。
RichTextBox コントロールの操作
TextBox コントロールと同様、表示されるテキストは Text プロパティで設定できます。 RichTextBox コントロールには、テキストを書式設定するための多数のプロパティがあります。 これらのプロパティの詳細については、「How to: Set Font Attributes for the Windows Forms RichTextBox Control (方法: Windows フォームの RichTextBox コントロールのフォント属性を設定)」と「How to: Set Indents, Hanging Indents, and Bulleted Paragraphs with the Windows Forms RichTextBox Control (方法: Windows フォームの RichTextBox コントロールを使用したインデント、ぶら下げインデント、および箇条書き段落の設定)」参照してください。 ファイルの操作として LoadFile メソッドと SaveFile メソッドを使用すると、プレーン テキスト、Unicode 形式のプレーン テキスト、およびリッチ テキスト形式 (RTF) を含む複数のファイル形式の表示や書き込みができます。 使用可能なファイル形式は RichTextBoxStreamType に一覧になっています。 Find メソッドを使用すると、テキスト文字列や特定の文字を検索できます。
RichTextBox コントロールを使用して Web スタイル リンクを表示することも可能で、この場合は DetectUrls プロパティを true に設定し、LinkClicked イベントを処理するコードを作成します。 詳細については、「How to: Display Web-Style Links with the Windows Forms RichTextBox Control (方法: Windows フォームの RichTextBox コントロールを使用して Web スタイルのリンクを表示する)」を参照してください。 コントロール内のテキストの一部またはすべてをユーザーが操作できないようにするには、SelectionProtected プロパティを true に設定します。
RichTextBox コントロールでは、Undo メソッドや Redo メソッドを呼び出すことで、ほとんどの編集操作を元に戻したり再実行したりすることができます。 CanRedo メソッドを使用すると、ユーザーが元に戻した最後の操作をコントロールに再適用できるかどうかを判断することができます。
関連項目
.NET Desktop feedback