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ISATLEVEL

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

その列が現在のレベルに存在するかどうかを報告します。

構文

ISATLEVEL ( <column> )

パラメーター

用語 定義
データ グリッド内のグループ化列。

戻り値

グループ化列がコンテキストの現在のレベルにあるかどうかを示す TRUE または FALSE。

解説

  • この関数は、ビジュアル計算でのみ使用できます。
  • ISINSCOPE、ISFILTERED、HASONEVALUE などの同様の機能を持つ他の関数とは異なり、ISATLEVEL はビジュアル計算に特化した関数であるため、EXPAND や COLLAPSE などのデータ マトリックス内の階層レベルを移動する関数との互換性が保証されています。
  • 1 つの階層レベルには、複数の列が含まれることがあります。 たとえば、[Year]、[Quarter]、[Month] 階層では、[Quarter] 列を含むレベルには、同じレベルの [Year] 列も含まれます。

合計、年、四半期、月のレベルがある階層を含むテーブルを考えてみましょう。 次の DAX 計算を使うと、特定の列が元のコンテキストの現在のレベルにあるのか、ナビゲーション操作後の新しいレベルにあるのかを判断できます。

IsYearLevel = ISATLEVEL([Fiscal Year])
IsQuarterLevel = ISATLEVEL([Fiscal Quarter])
IsMonthLevel = ISATLEVEL([Month])
IsQuarterLevelAfterExpand = EXPAND(ISATLEVEL([Fiscal Quarter]), ROWS)
IsQuarterLevelAfterCollapse = COLLAPSE(ISATLEVEL([Fiscal Quarter]), ROWS)

次のスクリーンショットは、マトリックスと 5 つのビジュアル計算を示しています。

DAX ビジュアル計算

関連項目

EXPAND
EXPANDALL
COLLAPSE
COLLAPSEALL
ISINSCOPE
ISFILTERED
HASONEVALUE