プロパティ シートとプロパティ ページ (MFC)
MFC ダイアログ ボックスは、プロパティ シートとプロパティ ページを組み込むことによって、"タブ ダイアログ" 形式で表示できます。 MFC で "プロパティ シート" と呼ばれるこの種のダイアログ ボックスは、Microsoft Word、Excel、および Visual C++ の多くのダイアログ ボックスに似ていますが、タブ付きシートの重なりが含まれているように見えます。前から後ろへ重なっている複数のファイル フォルダーや、カスケードされたウィンドウのグループに似ています。 前面のタブ上のコントロールは表示され、背後のタブはタブのラベルだけが表示されます。 プロパティ シートは、複数のグループにきれいに細分化される多数のプロパティまたは設定を管理する場合に特に便利です。 通常は、複数の個別のダイアログ ボックスを 1 つのプロパティ シートに置き換えることで、ユーザー インターフェイスを簡略化できます。
MFC バージョン 4.0 以降、プロパティ シートとプロパティ ページは、Windows 95 および Windows NT バージョン 3.51 以降に付属のコモン コントロールを使用して実装されます。
プロパティ シートは、CPropertySheet および CPropertyPage クラスを使用して実装されます (MFC リファレンスで説明されています)。 CPropertySheet
では、ダイアログ ボックス全体が定義されます。これには、CPropertyPage
に基づく複数の "ページ" を含めることができます。
プロパティ シートの作成と操作の詳細については、「プロパティ シート」を参照してください。
関連項目
ダイアログ ボックス
MFC でのダイアログ ボックスの操作
MFC のプロパティ シートとプロパティ ページ
データの交換
モードレス プロパティ シートの作成
[適用] ボタンの処理