Platform::ArrayReference クラス
ArrayReference
は、C スタイル配列に入力データを格納するときに、入力パラメーターの Platform::Array^ と置き換えることができる最適化の種類です。
構文
class ArrayReference
メンバー
パブリック コンストラクター
名前 | 説明 |
---|---|
ArrayReference::ArrayReference | ArrayReference クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
パブリック演算子
名前 | 説明 |
---|---|
ArrayReference::operator() 演算子 | この ArrayReference を Platform::Array<T>^* に変換します。 |
ArrayReference::operator= 演算子 | このインスタンスに別の ArrayReference の内容を割り当てます。 |
例外
解説
ArrayReference
を使用して C スタイル配列にデータを格納する方法であれば、一度 Platform::Array
変数にコピーしたうえで改めて C スタイル配列にコピーするような余分な操作が不要になります。 ArrayReference
を使用した場合には、コピー操作が 1 回のみとなります。 コード例については、「Array と WriteOnlyArray」を参照してください。
要件
サポートされている最低限のクライアント: Windows 8
サポートされている最低限のサーバー: Windows Server 2012
名前空間: Platform
ヘッダー: vccorlib.h
ArrayReference::ArrayReference コンストラクター
Platform::ArrayReference クラスの新しいインスタンスを初期化します。
構文
ArrayReference(TArg* ataArg, unsigned int sizeArg, bool needsInitArg = false);
ArrayReference(ArrayReference&& otherArg)
パラメーター
dataArg
配列データへのポインター。
sizeArg
ソース配列の要素数。
otherArg
新しいインスタンスを初期化するためにデータが移動される ArrayReference
オブジェクト。
解説
ArrayReference::operator= 演算子
移動セマンティクスを使用して、現在の Platform::ArrayReference オブジェクトに指定したオブジェクトを代入します。
構文
ArrayReference& operator=(ArrayReference&& otherArg);
パラメーター
otherArg
現在の ArrayReference
オブジェクトに移動されたオブジェクト。
戻り値
ArrayReference
型のオブジェクトへの参照。
解説
Platform::ArrayReference
は、ref クラスではなく、標準 C++ クラス テンプレートです。
ArrayReference::operator() 演算子
現在の Platform::ArrayReference オブジェクトを変換して Platform::Array クラスに戻します。
構文
Array<TArg>^ operator ();
戻り値
Array<TArg>^
型のオブジェクトへのハンドル。
解説
Platform::ArrayReference は標準 C++ クラス テンプレート、Platform::Array は ref クラスです。