Windows SharePoint Services アダプターの式
このトピックでは、Windows SharePoint Services アダプターの File NameProperty Source プロパティの値として指定できる文字列の形式と意味について説明します。 また、関連するコンテキスト プロパティ WSS についても説明します 。ファイル名 と WSS。ConfigPropertiesXml。 これらの式を使用すると、メッセージや BizTalk システムから抽出された値だけでなく、ファイル名の値、つまり、カスタム Windows SharePoint Service 列値を、リテラルに基づいて簡単に定義できます。
式には、リテラルやマクロを含めることができます。 リテラルは、入力したとおりにファイル名に表示されます。 マクロは、'%' 文字の間に配置する必要があります。 マクロの例として、 %MessageID%
実行時にメッセージの GUID に置き換えられます。
注意
% 文字がリテラルとして使用されているか、XPATH 内で使用されている場合、\% のようにエスケープする必要があります。 単一の % はマクロの区切り記号と見なされます。この場合、\% は実行時に単一の % に置き換えられます。 \ 文字は \\ のようにエスケープする必要があります。
式の例
デザイン時の値 | ランタイム値 |
---|---|
XYZ | XYZ |
PurchaseOrder | PurchaseOrder |
%MessageID% | 55B93F27-7455-4066-ABE1-B4EBE6839A1A |
PurchaseOrder - %MessageID% | PurchaseOrder - 55B93F27-7455-4066-ABE1-B4EBE6839A1A |
Discount \%10 | Discount %10 |
PurchaseOrder - %XPATH=//ns0:PurchaseOrder/ns0:ID% | PurchaseOrder – 10001 |
PurchaseOrder - %XPATH=//ns0:PurchaseOrder/ns0:PartnerName%-%XPATH=//ns0:PurchaseOrder/ns0:ID% | PurchaseOrder – Contoso-10001 |
サポートされているマクロ
デザイン時の値 | ランタイム値 |
---|---|
%MessageID% | 一意な GUID を表す BizTalk メッセージ ID。 |
%SendingOrchestrationID% | メッセージの発信元であるオーケストレーション インスタンスの BizTalk ID。 |
%SendingOrchestrationType% | メッセージの発信元であるオーケストレーションの種類名。 |
%XPATH=<xpath>% | メッセージから値を抽出する際に XPATH を使用するように指定できます。 "<xpath>" は、有効な XPATH 式に置き換える必要があります。 メモ: 名前空間エイリアスは、'名前空間エイリアス' または WSS の式の外部で定義する必要があります。ConfigNamespaceAliases フィールド。 |
%Filename% | メッセージのコンテキスト プロパティ WSS.Filename から抽出されたファイル名の値と置き換えられます。 SharePoint から受け取ったメッセージの WSS.Filename コンテキスト プロパティの値には、SharePoint ファイル名が設定されます。 戻り値は、Path.GetFilenameWithoutExtension を使用して前処理されます。 メモ: このマクロは、(オーケストレーションから) WSS.Config* コンテキスト プロパティでは使用できません。 |
%Extension% | メッセージのコンテンツ プロパティ WSS.Filename から抽出されたファイル拡張子の値に置き換えられます。 SharePoint から受け取ったメッセージの WSS.Filename コンテキスト プロパティの値には、SharePoint ファイル名が設定されます。 戻り値は、Path.GetExtension を使用して前処理されます。 戻り値には、"." は含まれません。 メモ: このマクロは、(オーケストレーションから) WSS.Config* コンテキスト プロパティでは使用できません。 |
プロパティの昇格でサポートされている有効な式は、デザイン時の有効なファイル名です。 デザイン時のファイル名は、実行時に、Windows SharePoint Services ファイル名に拡張されます。 この Windows SharePoint Services ファイル名には、次のようにいくつかの制限事項があります。
有効な Windows ファイル名には、/\ : * を除く任意の Unicode 文字を含めることができます。 <> |" # { } % & ~ またはタブ文字と複数のピリオド。
ファイル名は 256 文字以下にしてください。また、URL 全体は 256 文字以下にする必要があります。
拡張された Windows SharePoint Services ファイル名に無効な文字が含まれている場合、または拡張されたファイル名や URL が長すぎる場合は、エラーがアプリケーション イベント ログに記録され、メッセージは中断されます。 [グループ ハブ] ページでは、メッセージ イベントおよびサービス インスタンスの追跡を使用して、エラーおよびメッセージの状態を表示することもできます。
参照
Windows SharePoint Services の受信場所を構成する方法
Windows SharePoint Services 送信ハンドラを構成する方法
Windows SharePoint Services 送信ポートを構成する方法
Windows SharePoint Services アダプターのプロパティに関するリファレンス
サポートされている Windows SharePoint Services 列の型