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バッチ EDI インターチェンジの分割

Note

このトピックで説明するすべてのユーザー インターフェイス オプションは、[契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの一方向アグリーメント タブの [ローカル ホストの設定] ページ (受信者の [設定] セクション) で使用できます。

[ 受信バッチ処理] オプション アグリーメント プロパティを [トランザクション セットとしてインターチェンジを分割する] プロパティを設定している場合、EDI 受信パイプラインは 受信 EDI インターチェンジ バッチを分割します

EDI 受信パイプラインが受信バッチ EDI インターチェンジを分割するときには、各トランザクション セット/メッセージにつき 1 つの XML ファイルが作成されます。 EDI 受信パイプラインは、インターチェンジ全体およびグループ ヘッダーを、インターチェンジから分割された各トランザクション セットのコンテキストに昇格させます。 また、ISA6、GS1、GS2 などの特定のインターチェンジおよびグループ ヘッダーを昇格させ、これらのフィールドをルーティングに使用できるようにします。 [セキュリティ /承認/パスワード 情報のマスク] プロパティを選択すると、ヘッダーのセキュリティ情報をマスクできます。

BizTalk Server でインターチェンジのトランザクション セットへの分割が試行されると、特定の ISA (ISA1 ~ ISA13) または UNB ヘッダー フィールド内のすべてのエラーは、インターチェンジ拒否の原因になります。 これは、アグリーメントまたはフォールバック アグリーメントのプロパティで、重複するインターチェンジ制御番号の有無を確認する機能がオンになっている場合に、インターチェンジ制御番号が重複する場合にも該当します。 他のインターチェンジのヘッダー フィールド (X12 インターチェンジの ISA1 ~ ISA13 以外) およびグループ ヘッダー フィールド内のエラーでは、インターチェンジ処理の失敗は発生しません。

トランザクション セットとしてのインターチェンジの分割 - エラー時のトランザクション セットの中断が契約プロパティで選択されている場合、BizTalk Serverはエラーが発生した場合にトランザクション セットを中断します。 [トランザクション セットとしてのインターチェンジの分割 – エラー時のインターチェンジの中断] が選択されている場合、BizTalk Serverはインターチェンジを中断します。

各 XML バッチ要素は MessageBox にルーティングされ、そのバッチ要素をサブスクライブする送信ポートまたはオーケストレーションによって処理されます。 インターチェンジ内のトランザクション セットの順序は、分割メッセージとして処理された後は保持されません。 受信側では、メッセージはインターチェンジに表示された順序に従って処理され、MessageBox に配置されます。ただし、送信側でもそれと同じ順序を維持するには、コンボイまたは順次配送の送信ポートを使用する必要があります。

バッチから分割された要素が送信バッチに含まれる場合、BatchMarker パイプライン コンポーネントは必須プロパティを昇格させます。 詳細については、「 送信 EDI メッセージのバッチ処理」を参照してください。

参照

受信バッチの処理
送信 EDI メッセージのバッチ処理