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SMTP アダプターのセキュリティに関する推奨事項

SMTP アダプタは、BizTalk Server を実行しているサーバーと他のアプリケーション間で簡易メール転送プロトコル (SMTP) を介して情報を交換するために使用します。 BizTalk Server から他のアプリケーションにメッセージを送信するには、電子メール メッセージを作成し、指定した電子メール アドレスに配信します。 SMTP アダプタは、メッセージの送信のみに使用できます。 SMTP アダプターの詳細については、「SMTP アダプター」を参照してください。

SMTP アダプタを実行しているホスト インスタンス用のサービス アカウントを構成する場合、リモートの SMTP サーバーで使用する認証の種類を指定する必要があります。 認証オプションには、基本認証 (クリア テキスト)、NTLM (現在の資格情報を使用) があります。SMTP サーバーで認証が不要な場合には指定しません。

SMTP アダプタを使用してメッセージを送信する場合、既定では、メッセージはクリア テキストで送信されます。 S/MIME エンコーダ コンポーネントのあるパイプラインを使用する場合、メッセージは暗号化してから SMTP サーバーに送信できます。 ただし、SMTP ヘッダーはクリア テキストのままです。

BizTalk Server から送信される電子メール メッセージを監査する場合、SMTP アダプタを使用して、独自の SMTP サーバーに接続する必要があります。接続したら、メッセージを監査できるようになります。

SMTP アダプタは、Secure Sockets Layer (SSL) をサポートしていません。

参照

受信サーバーと送信サーバーのポート
セキュリティ保護のための最小ユーザー権限