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サービス指向ソリューションのスケーリング

短いメッセージ待機時間を維持しながら高いスループットをサポートできるようにソリューションを拡張するには、インライン バージョンのソリューションを使用します。 インライン ソリューションはバックエンド システムとやり取りするとき、メッセージ ボックス データベースをバイパスします。

オーケストレーションを実行する BizTalk Server 処理サーバーを追加することもできます。 これによって各サーバーの使用率が低下して新しい要求が迅速に処理されます。 メッセージ ボックス サーバーをスケール アップして、メッセージ スループットの増加に対応できるだけの容量を追加することもできます。

ただし、サービス指向アーキテクチャ ソリューションでは、複数のメッセージ ボックス データベースを使用してもパフォーマンスの向上は期待できません。 複数のメッセージ ボックス データベースを使用する場合は分散トランザクション コーディネータ (DTC) トランザクションが必要です。 このトランザクションを使用すると、全体としてのメッセージ待機時間が長くなります。

応答時間は MQSeries のヘッダー情報を追加するパイプライン コンポーネントを除外することによって短縮できます。 詳細については、「 サービス指向ソリューションの実装のハイライト」を参照してください。

参照

サービス指向ソリューションの開発