EDI 受信確認に関する既知の問題
このトピックでは、BizTalk Serverの EDI 受信確認に関する既知の問題について説明します。
997 受信確認の AK102 が負の値になる可能性がある
X12 997 受信確認の AK102 データ要素 (グループ制御番号) が、負の値になる可能性があります。 負の AK102 データ要素を持つ受信確認は、負のグループ制御番号が意味を持たない場合でも、BizTalk Serverによって実行される検証に合格します。
メッセージの一部が拒否されても、CONTRL 受信確認で受理の状態がレポートされる可能性がある
CONTRL 受信確認 (EDIFACT 技術確認) では、受信した EDIFACT メッセージが重複している場合、またはエンベロープにエラー (文字セットの問題など) がある場合にのみ、[拒否] 状態がレポートされます。 EDIFACT では、X12 による TA1 受信確認の TA104 フィールドでのレポートとは、CONTRL 技術確認で「インターチェンジを受理 (ただしエラーが発生)」状態がレポートされません。 EDIFACT メッセージの一部が受理された場合、CONTRL 技術確認では [受理] がレポートされます。 シナリオによっては、メッセージの一部が拒否されても、CONTRL 受信確認では [受理] の状態がレポートされます。 このようなシナリオでは、UCI5 要素でエラーがレポートされる可能性があります。
グループ ヘッダーまたはトレーラにエラーがある場合、X12 受信確認によって保存済みインターチェンジ (エラーで中断されたインターチェンジ) に対して [受理] が表示される
X12 メッセージの受信バッチ処理オプションが [インターチェンジの保存 - エラー発生時にインターチェンジを中断] に設定されており、グループ ヘッダーまたはトレーラのフィールドが無効である場合は、TA1 および 997 受信確認で [受理] の状態がレポートされます。 EDI 状態レポートおよびトランザクション セットの詳細でも [受理] の状態が示されます。 これは、インターチェンジが中断され、イベント ビューアのエラーでインターチェンジの中断が示されている場合でも、発生します。
TA1 受信確認では [受理] の状態が示されます。これは、GS ヘッダーおよび GE トレーラではなく、ISA ヘッダーおよび IEA トレーラが正しいことを確認する目的があるためです。 ただし、997 受信確認でも [受理] 状態が示されます。
インターチェンジ内のグループの名前が同じである場合に、状態レポートに 2 倍の数の受信確認が表示される
同じ名前の複数のグループを持つ EDI インターチェンジを BizTalk Server で処理する場合は、EDI インターチェンジと関連する ACK の状態レポートに、2 倍の数の機能確認が表示されます。 たとえば、インターチェンジ内の 2 つのグループが同じ名前である場合、状態レポートには 2 つでなく 4 つの受信確認が表示されます。