AS2 状態レポート用に格納されるデータ
AS2 状態レポートでは、2 つのレベルのレポートを使用できます。1 つ目は、契約に対して [レポートを有効にする] プロパティが選択されている場合 ([契約のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブの [全般プロパティ] ページから)、2 番目のレベルは、契約に対して否認不可データベース ストレージ プロパティが選択されている場合です。
AS2 レポートがアクティブになっている場合に格納されるデータ
契約に対して [レポートを有効にする] プロパティが選択されている場合、BizTalk Serverは、送受信されたすべての AS2 メッセージと MDN の記録を保持します。
受信した AS2 メッセージについては、BizTalk Server は次の情報を格納します。
AS2 メッセージのレコード
受信または送信した MDN (同期または非同期) については、BizTalk Server は次の情報を格納します。
MDN のレコード
状態レポート UI により、AS2 メッセージ レコードを適切な MDN レコードに関連付けることができます。
"MDN を受信しない場合は AS2 メッセージを再送信する" が有効になっている場合に格納されるデータ
契約に対して MDN が受信しなかった場合に AS2 メッセージを再送信するプロパティが選択されている場合、BizTalk Serverは次の情報を記録します。
各再送信の時刻
各再送信の状態
各再送信のインデックス
否認不可データベース ストレージが有効になっている場合に格納されるデータ
否認不可データベース ストレージは、次のアグリーメントのプロパティが選択されている場合に有効になります。
エンコードされた送信 AS2 メッセージに対して有効な NRR
デコードされた送信 AS2 メッセージに対して有効な NRR
受信 MDN に対して有効な NRR
エンコードされた受信 AS2 メッセージに対して有効な NRR
デコードされた受信 AS2 メッセージに対して有効な NRR
送信 MDN に対して有効な NRR
上記のうち、1 つ以上のプロパティが選択されていると、BizTalk Server は次の情報を格納します。
すべての AS2 メッセージのコンテンツ、およびすべての MDN のコンテンツ (AS2 ヘッダーの有無にかかわらず)
EDI Over AS2 に格納されるデータ
[レポートを有効にする] プロパティが EDI アグリーメントと AS2 アグリーメントの両方で選択されている場合は、AS2 メッセージ レコード (EDI ペイロードを含む) を EDI メッセージ レコードと関連付けることができます。
トランザクション セットの格納が有効になっている場合は、状態レポート UI にトランザクション セットの詳細と AS2 メッセージ コンテンツの詳細を表示できます。
Note
これらのレポートにアクセスするには、AS2EdiReceive または AS2EdiSend パイプラインを使用する必要があります。
参照
EDI および AS2 状態レポート用に格納されるデータ
EDI 状態レポート用に格納されるデータ
バッチの状態レポート用に格納されるデータ