Windows 認証を使用して Oracle E-Business Suite に接続する
Oracle E-Business アダプターを使用すると、アダプター クライアントは Windows 認証を使用して Oracle E-Business Suite との接続を確立できます。 Windows 認証アダプター クライアントを使用するには、ユーザー名に "/" を指定し、パスワードを空白のままにする必要があります。 Windows 認証を使用して Oracle E-Business Suite に接続する方法の詳細については、「 Visual Studio で Oracle E-Business Suite に接続する」を参照してください。
知っておくべきこと
Windows 認証を使用するには、次の操作を行う必要があります。
ClientCredentialType プロパティが Database に設定されている場合は、ユーザー名に "/" を指定し、パスワードを空白のままにして Oracle E-Business Suite に接続します。
ClientCredentialType プロパティが EBusiness に設定されている場合は、接続する Oracle E-Business Suite の資格情報を指定します。 また、 OracleUserName バインド プロパティに "/" を指定し、 OraclePassword バインド プロパティを空白のままにする必要があります。
Windows 認証を有効にする
アダプター クライアントが Windows 認証を使用して Oracle データベースに接続できるようにするには、Oracle データベースを実行しているコンピューターで次のタスクを実行する必要があります。
クライアントと サーバーの
sqlnet.ora
両方の ファイル (で使用可能)ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\network\admin\sqlnet.ora
に次のエントリがあることを確認します。SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES= (NTS)
SYSDBA として Oracle データベースに接続します。
Oracle データベースで外部ユーザーとして Windows ユーザーを作成します。 ユーザー名は大文字にする必要があります。
CREATE USER “OPS$<DOMAIN_NAME>\<USER_NAME\>” IDENTIFIED EXTERNALLY;
ユーザーに特権を付与します。
GRANT CONNECT,RESOURCE TO “OPS$<DOMAIN_NAME>\<USER_NAME\>”;
Oracle E-Business Suite 成果物は、APPS スキーマで使用できます。 新しく作成されたユーザーが Windows 認証を使用してログインして Oracle E-Business Suite 成果物にアクセスできるようにするには、ユーザーのスキーマを APPS スキーマに変更する必要があります。 ログオン スクリプトに次の SQL コマンドを追加すると、ユーザーのログオン時にユーザーの既定のスキーマを APPS に変更できます。
alter session set current_schema=APPS;
ユーザーのスキーマを APPS スキーマに変更した場合でも、Oracle E-Business アダプターを使用してメタデータを参照および生成しているときに、Oracle E-Business Suite の成果物を表示することはできません。 これは、新しく作成されたユーザーに APPS スキーマに対するアクセス許可がないためです。 新しく作成されたユーザーに対して APPS スキーマのアクセス許可が付与されていることを確認します。
参照
E-Business Suite アダプター用に Oracle クライアントを構成する
Oracle E-Business Suite 接続 URI を作成する
Oracle E-Business Suite への接続を作成する