E-Business Suite アダプター用に Oracle クライアントを構成する
重要
このトピックは、tnsnames.ora を使用して Oracle データベースに接続する場合にのみ関連します。
Microsoft BizTalk Adapter for Oracle E-Business Suite への接続を確立するために、アダプターはコンピューターにインストールされている Oracle クライアントを介して基になる Oracle データベースに接続します。 Oracle E-Business アダプターは、Oracle E-Business Suite への接続を確立するために、接続 URI で指定したネット サービス名を Oracle クライアントに渡します。 net サービス名は、Oracle クライアントがターゲット Oracle データベース サービスの接続情報を取得するために使用するエイリアスです。
Oracle クライアントは、使用するように構成されている名前付け方法に従って、ネット サービス名を解決します。 Oracle Net Configuration Assistant を使用して、Oracle クライアントで使用する名前付け方法を構成します。 Oracle E-Business アダプターでは、Oracle E-Business Suite に接続するためのローカル名前付け方法がサポートされています。 このメソッドでは、ローカル ファイル tnsnames.ora を使用して、net サービス名を解決します。
tnsnames.ora ファイルは、Net サービス名を、Oracle クライアントが特定の Oracle データベース サービス (インスタンス) への接続を確立するために必要な情報を含む接続記述子に関連付けます。 tnsnames.ora からのサンプル エントリを次に示します。
ADAPTER =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = yourOracleServer)(PORT = 1521))
)
(CONNECT_DATA =
(SERVICE_NAME = yourOracleDatabaseServiceName)
)
)
このサンプル エントリでは、ADAPTER は net サービス名です。 接続記述子は、ADAPTER に関連付けられている Oracle データベース サービスのアドレス情報とサービス名を指定します。 Oracle Net Configuration Assistant を使用して、tnsnames.ora で net サービス名を作成および構成できます。 net サービス名を構成したら、次の例のように接続 URI で指定できます。
oracleebs://ADAPTER
Oracle Net 構成アシスタントの使用方法と tnsnames.ora の詳細については、「Oracle Database Net Services 管理者ガイド」を参照してください。 特定のインストールの構成の詳細については、データベース管理者に問い合わせてください。