休止状態が有効な VM を作成するには、hibernationEnabled を true に設定します。
PUT https://management.azure.com/subscriptions/{subscription-id}/resourceGroups/myResourceGroup/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/{vm-name}?api-version=2021-11-01
休止機能を有効にして VM を作成した後は、VM を正常に休止するようにゲスト OS を構成する必要があります。
既存の Windows VM での休止状態の有効化
既存の VM で休止状態を有効にするために、Azure CLI、PowerShell、または REST API を使用できます。 先に進む前に、ゲスト OS バージョンで Azure での休止状態がサポートされていることを確認してください。 詳細については、「サポート対象のバージョン」を参照してください。
Windows VM の作成時に休止機能を有効にすると、"Microsoft.CPlat.Core.WindowsHibernateExtension" VM 拡張機能が自動的にインストールされます。 この拡張機能は、休止機能対応にゲスト OS を構成します。 この拡張機能は、Azure プラットフォームによって管理されているため、手動でインストールまたは更新する必要はありません。
Note
休止状態が有効になっている VM を作成すると、Azure によってページ ファイルが C: drive に自動的に配置されます。 既存の VM で休止状態を有効にしている場合、または特殊なイメージを使用している場合は、追加の手順に従って、ページ ファイルが C: drive に配置されていることを確かめる必要があります。
Note
WindowsHibernateExtension を使うには、Azure VM エージェントを VM にインストールする必要があります。 Azure VM エージェントをオプトアウトする場合は、ゲスト内で powercfg /h /type full を実行して、休止機能用に OS を構成できます。 その後、powercfg /a コマンドを使って、ゲスト内で休止機能が有効になっているかどうかを確認できます。
VM を休止状態にする
休止機能を有効にした VM を作成し、ゲスト OS で休止機能を構成したら、Azure portal、Azure CLI、PowerShell、または REST API を使って VM を休止状態にすることができます。
Virtual machine stopping operation
This cmdlet will stop the specified virtual machine. Do you want to continue?
[Y] Yes [N] No [S] Suspend [?] Help (default is "Y"): Y
REST API を使って VM を休止状態にするには、次のコマンドを実行します。
POST
https://management.azure.com/subscriptions/.../providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/{vmName}/deallocate?hibernate=true&api-version=2021-03-01
GET https://management.azure.com/subscriptions/{subscriptionId}/resourceGroups/{resourceGroupName}/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/{vmName}/instanceView?api-version=2020-12-01
POST https://management.azure.com/subscriptions/../providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/{vmName}/start?api-version=2020-12-01
休止機能が有効な VM を Azure Compute Gallery からデプロイする
Compute Gallery イメージから作成される VM で、休止機能を有効にすることもできます。 Gallery イメージに関連付けられている OS のバージョンで、Azure の休止機能がサポートされていることを確認します。 サポートされている OS バージョンの一覧を参照してください。
Gallery イメージを使って休止機能が有効な VM を作成するには、最初に休止機能プロパティを有効にして新しいイメージ定義を作成する必要があります。 Gallery イメージ定義でこの機能プロパティを有効にした後は、イメージ バージョンを作成し、そのイメージ バージョンを使って休止機能が有効な VM を作成できます。
Note
特殊化された Windows イメージの場合は、Azure が休止機能用にゲスト OS を正常に構成できるよう、ページ ファイルの場所を C: ドライブに設定する必要があります。
既存の VM からイメージ バージョンを作成する場合は、最初にページ ファイルを OS ディスクに移動してから、イメージ バージョンのソースとして VM を使う必要があります。
OS ディスクから作成される VM で、休止機能を有効にすることもできます。 OS ディスクに関連付けられている OS のバージョンで、Azure の休止機能がサポートされていることを確認します。 サポートされている OS バージョンの一覧を参照してください。
OS ディスクを使って休止機能が有効になっている VM を作成するには、OS ディスクで休止機能プロパティが有効になっていることを確認します。 OS ディスクでこのプロパティを有効にするには、API の例を参照してください。 OS ディスクで休止機能プロパティを有効にしたら、その OS ディスクを使って休止機能が有効な VM を作成できます。