TFVC でファイルとフォルダーを削除または復元する
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Team Foundation バージョン管理 (TFVC) から、開発用コンピューターまたはサーバー上のワークスペースから、ファイルとフォルダーを削除および復元できます。
前提条件
「既定の TFVC アクセス許可」を参照してください。
項目を削除する
ファイルを削除する前に、ファイルの横にある を探してください。これは、ファイル内の編集が保留されていることを示します。 保留中の編集がある場合は、ファイルを右クリックして [比較] を選択すると、編集内容が表示されます。 編集が不要であることを確認します。 後でその変更が必要になる可能性がある場合は、削除する前にファイルをチェックインすることを検討してください。
重要
- フォルダーを削除すると、そのフォルダーに含まれるすべてのフォルダーとファイルの削除アクションがシステムによって保留にされます。
- 他のファイルが依存関係を持っているファイルを削除すると、それらのファイルの削除アクションがシステムによって自動的に保留にされます。 たとえば、フォーム ファイルを削除した場合、コードおよびリソース ファイルも削除が保留になります。
項目を削除するには
Visual Studio のソリューション エクスプローラーまたはソース管理エクスプローラーで、削除するフォルダーまたはファイルを参照します。
項目を右クリックし、[削除] を選択します。
ソリューション エクスプローラーからファイルを削除する場合、"<ファイル名> は完全に削除されます" という警告メッセージが表示されることがあります。 ファイルの削除を続行する場合は、[OK] をクリックします。
準備が整ったら、変更をチェックインします。
TFVC を使用していない場合は、ソリューション エクスプローラーを使用して Visual Studio ソリューション内の項目とファイルを削除します。
削除された項目を回復または復元する
削除された項目が削除前にバージョン管理下にあった場合は、その項目を回復できます。 変更をチェックインするまで、削除はサーバーに実装されません。
チーム エクスプローラーを使用して削除済み項目を回復する
- チーム エクスプローラーで [保留中の変更] ページを開きます。
- [含まれる変更] の下にある削除された項目を右クリックし、[元に戻す] を選択します。
- [保留中の変更を元に戻す] ダイアログ ボックスで、項目を選択し、[変更を元に戻す] を選択します。
ソース管理エクスプローラーを使用して削除された項目を回復する
- ソース管理エクスプローラーで、削除したファイルを参照して右クリックし、[保留中の変更を元に戻す] を選択します。
- [保留中の変更を元に戻す] ダイアログ ボックスで、項目を選択し、[変更を元に戻す] を選択します。
ソリューション エクスプローラーを使用して削除された項目を回復する
ソリューション エクスプローラーで削除したバージョン管理下にないファイルは、お使いのコンピューターのごみ箱に移動され、復元できます。 ごみ箱から復元したら、ソリューション エクスプローラーでソリューションを右クリックし、[追加]>[既存の項目] を選択してファイルをソリューションに復元します。
サーバーから削除された項目を復元する
TFVC で項目の削除を既にチェックインしている場合は、チーム内の誰もその項目を破棄していない限り、削除された項目をサーバーから復元できます。
- Visual Studio のメニュー バーから、[ツール]>[オプション] を選択します。
- [オプション] ダイアログ ボックスで、[ソース管理]>[Visual Studio Team Foundation Server] の順に移動します。
- [ソース管理エクスプローラーで削除された項目を表示する] チェック ボックスをオンにし、[OK] を選択します。
- ソース管理エクスプローラーで、復元するファイルを参照して右クリックし、[削除の取り消し] 選択します。
開発マシンから削除された項目を復元する
Visual Studio の外部で、誤って削除した項目を復元する必要がある場合があります。 このような項目を復元する方法は、ローカル ワークスペースとサーバー ワークスペースのどちらを使用するかによって異なります。 「ローカル ワークスペースとサーバー ワークスペースのどちらを使用するかを決定する」を参照してください。
ローカル ワークスペースを使用すると、Visual Studio により検出され、システムの外部で行われた変更を解決することができます。
- チーム エクスプローラーの [保留中の変更] ページの [除外される変更] で、[検出済み] を選択します。
- [候補の変更の昇格] ダイアログ ボックスで、[変更] 列に削除が表示されている項目を右クリックし、[この項目を復元] を選択します。
- [昇格] を選択します。
Visual Studio の外部で項目を誤って削除し、サーバー ワークスペースを使用している場合、Visual Studio で項目を開こうとすると、"TF10187: ドキュメント <ファイル名> を開けませんでした。指定されたファイルが見つかりません" というようなエラー メッセージが表示されることがあります。 サーバーから項目を取得することで復元できます。
- ソース管理エクスプローラーで、削除された項目が存在するフォルダーを参照します。
- フォルダーを右クリックし、[詳細]>[特定バージョンの取得] 選択します。
- [取得] ダイアログ ボックスで、[ローカル バージョンが指定のバージョンと一致する場合でもすべてのファイルを上書きする] を選択します。
- [取得] を選択します。
ヒント
tf get /force コマンドを使うこともできます。
コマンド プロンプトから作業する
次の tf コマンド ライン ユーティリティ コマンドを使用して、ファイルの削除、破棄、復元、取得を行うことができます。
- Delete コマンドは、サーバーからファイルを削除します。
- Destroy コマンドは、項目を完全に破棄します。
- Undelete コマンドは、サーバーから削除されたファイルを復元します。
- Undo コマンドは、保留中の変更を元に戻します。
- Get コマンドは、サーバーからファイルを取得します。