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Azure Data Manager for Agriculture でセンサー データを取り込む

スマート農業 (精密農業とも呼ばれます) を利用すると、生産者は、使用する水、肥料、種などの資源を最小限にして、収量を最大にすることができます。 生産者や研究機関は、センサーを採用して作物をマイクロスケールで把握できるようになり、資源を節約し、環境への影響を軽減して、作物の収量を最大にすることができます。 センサーを使用すると、重要な実測値データ (土壌水分、降水量、風速など) が得られます。 その結果、このデータによって推奨事項の精度が向上します。

センサーにはさまざまな種類があります。

  • 経度、緯度、高度を判別する位置センサー
  • pH、土壌栄養素を判別する電気化学センサー
  • 土壌水分センサー
  • あらかじめ決められた量の空気を地面の所定の深さに押し込むために必要な圧力を判別するエアーフロー センサー
  • 気象センサー

生産者が作物の生育状況を監視および最適化するのに役立つ、大規模なセンサー プロバイダー エコシステムが存在します。 センサーから得られたデータを利用すると、変化する環境要因も把握できます。

Note

Microsoft Azure Data Manager for Agriculture は現在プレビュー段階です。 ベータ版、プレビュー版、または一般提供としてまだリリースされていない機能に適用される法律条項については、「Microsoft Azure プレビューの追加使用条件」を参照してください。

Microsoft Azure Data Manager for Agriculture の利用には登録が必要で、プレビュー期間中は承認されたお客様とパートナー様のみが利用できます。 プレビュー期間中に Microsoft Data Manager for Agriculture へのアクセスを要求するには、このフォームを使用します。

センサーのしくみ

センサーは、それぞれの特性に基づいた現場に配置されます。 センサーで測定値が記録され、そのデータは接続されたノードに転送されます。 各ノードには、1 つ以上のセンサーが接続されています。 インターネット接続を備えたノードでは、データを直接クラウドにプッシュできます。 その他のノードでは、モノのインターネット (IoT) エージェントを使用してデータをゲートウェイに転送します。

ゲートウェイでは、ノードからすべての重要データを収集し、携帯ネットワーク接続、Wi-Fi、またはイーサネットを介してクラウドに安全にプッシュします。 データがセンサー パートナーのクラウドに格納されると、センサー パートナーでは、関連するセンサー データを Azure Data Manager for Agriculture で提供される専用の Azure IoT Hub エンドポイントにプッシュします。

前述の方法に加え、IoT デバイス (センサー、ノード、ゲートウェイ) から直接、データを IoT Hub エンドポイントにプッシュできます。 どちらの場合も、データは最初に IoT Hub に到達し、そこで次の処理セットが行われます。

センサーのデータ フローを示す図。

センサー トポロジ

次の図は、Azure Data Manager for Agriculture でのセンサーのトポロジを示しています。 パーティの下の各ジオメトリには、その中に配置されたデバイス セットが含まれます。 デバイスはノードまたはゲートウェイのいずれかにできます。また、各デバイスには一連のセンサーが関連付けられています。 記録は、センサーからゲートウェイ経由でクラウドに送信されます。 センサーには GPS 座標がタグ付けされていて、すべての測定データの地理空間の時系列を作成できるようになっています。

センサーのトポロジを示す図。

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