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Azure PowerShell を使用した Azure Redis の管理

Azure Managed Redis

  1. Azure Managed Redis (プレビュー) インスタンスを作成するには、Azure portal にサインインし、[リソースの作成] を選択します。

  2. [新規] ページで、検索ボックスに「Azure Cache for Redis」と入力します。

  3. [新規 Redis Cache] ページで、新しいキャッシュの設定を構成します。

    設定 値を選択する 説明
    サブスクリプション ドロップダウンで、ご自身のサブスクリプションを選択します。 この新しい Azure Managed Redis インスタンスが作成されるサブスクリプション。
    リソース グループ ドロップ ダウンでリソース グループを選択するか、 [新規作成] を選択し、新しいリソース グループの名前を入力します。 その中にキャッシュやその他のリソースを作成するリソース グループの名前。 すべてのアプリ リソースを 1 つのリソース グループに配置することで、それらをまとめて簡単に管理または削除できます。
    DNS 名 リージョンで一意の名前を入力します。 キャッシュ名は、"キャッシュのリージョン名と組み合わせた" ときに 1 から 63 文字の文字列で、数字、英字、ハイフンのみを使用する必要があります。 (キャッシュ名の長さが 45 文字未満の場合、現在使用できるすべてのリージョンで機能するはずです)。名前の先頭と末尾には数字または文字を使用する必要があり、連続するハイフンを含めることはできません。 キャッシュ インスタンスの "ホスト名" は \<DNS name\>.\<Azure region\>.redis.azure.net です。
    場所 ドロップ ダウンで場所を選択します。 Azure Managed Redis は、選択した Azure リージョンで使用できます。
    キャッシュの種類 ドロップダウン メニューから、パフォーマンス レベルとキャッシュ サイズを選択します。 Redis インスタンスのパフォーマンスはレベルによって決まり、データの格納に使用できるメモリはキャッシュ サイズによって決まります。 適切なパフォーマンス レベルの選択に関するガイダンスについては、「最適なサービス レベルを選択する」を参照してください

    Azure Managed Redis の [基本] タブを示すスクリーンショット。

  4. [次へ: ネットワーク] を選択し、パブリックまたはプライベート エンドポイントのいずれかを選択します。

  5. [次: 詳細] を選択します。

    インスタンスに追加する Redis モジュールを構成します。

    新しいマネージド キャッシュの場合、既定で次のように設定されています:

    • Microsoft Entra ID は有効になっています。
    • [アクセス キー認証] は、セキュリティ上の理由から無効になっています。

    重要

    最適なセキュリティのため、可能であれば、キャッシュに対する要求を認可するのに Microsoft Entra ID とマネージド ID を使うことをお勧めします。 Microsoft Entra ID とマネージド ID を使う認可は、共有アクセス キーの認可より、セキュリティと使いやすさの点で優れています。 キャッシュでのマネージド ID の使用について詳しくは、キャッシュ認証への Microsoft Entra ID の使用に関する記事をご覧ください。

    クラスター化されていないキャッシュの [Clustering policy] (クラスタリング ポリシー)[Enterprise] に設定するか、クラスター化されたキャッシュの場合は [OSS] に設定します。 [クラスタリング ポリシー] の選択方法の詳細については、「クラスタリング ポリシー」を参照してください。

    Azure Managed Redis の [詳細] タブを示すスクリーンショット。

    アクティブ geo レプリケーションを使用する場合は、作成時にそれを構成する必要があります。 詳細については、「Azure Managed Redis インスタンスのアクティブ geo レプリケーションを構成する」を参照してください。

    重要

    Azure Managed Redis (プレビュー) インスタンスのクラスタリング ポリシーは、作成後に変更することはできません。 RediSearch を使用している場合、Enterprise クラスター ポリシーは必須であり、サポートされている唯一の削除ポリシーは NoEviction です。

    重要

    geo レプリケーション グループでこのキャッシュ インスタンスを使用している場合、インスタンスの作成後に削除ポリシーを変更することはできません。 キャッシュを作成する前に、プライマリ ノードの削除ポリシーを確認してください。 アクティブ geo レプリケーションの詳細については、「アクティブ geo レプリケーションの前提条件」を参照してください。

    重要

    キャッシュ インスタンスを作成した後でモジュールを変更することはできません。 モジュールは、Azure Cache for Redis インスタンスを作成するときに有効になっている必要があります。 キャッシュの作成後にモジュールの構成を有効にするオプションはありません。

  6. タグ を選択してスキップします。

  7. 確認と作成 をクリックします。

  8. 設定を確認し、 [作成] を選択します。

    Redis インスタンスの作成には数分かかります。 Azure Managed Redis の [概要] ページで進行状況を監視できます。 [状態] に "実行中" と表示されている場合は、キャッシュを使用する準備ができています。

Azure Cache for Redis

  1. キャッシュを作成するには、Azure portal にサインインします。 ポータルのメニューで、[リソースの作成] を選びます。

    Azure portal の左側のナビゲーション ウィンドウの [リソースの作成] オプションが強調して示されているスクリーンショット。

  2. [作業の開始] ペインの検索バーに「Azure Cache for Redis」と入力します。 検索結果で Azure Cache for Redis を見つけて、[作成] を選びます。

    検索ボックスに Azure Cache for Redis が入力され、[作成] ボタンが強調されている Azure Marketplace を示すスクリーンショット。

  3. [新しい Redis Cache] ペインの [基本] タブで、以下のキャッシュの設定を構成します。

    設定 アクション 説明
    サブスクリプション Azure サブスクリプションを選択します。 Azure Cache for Redis の新しいインスタンスの作成に使うサブスクリプション。
    リソース グループ リソース グループを選択するか、 [新規作成] を選択し、新しいリソース グループの名前を入力します。 キャッシュや他のリソースを作成するリソース グループの名前。 すべてのアプリ リソースを 1 つのリソース グループに配置することで、それらをまとめて簡単に管理または削除できます。
    DNS 名 一意の名前を入力します。 キャッシュ名は、数字、英字、ハイフンのみを含む 1 から 63 文字の文字列とする必要があります。 名前の先頭と末尾には数字または文字を使用する必要があり、連続するハイフンを含めることはできません。 キャッシュ インスタンスの "ホスト名" は \<DNS name>.redis.cache.windows.net です。
    場所 場所を選択します。 キャッシュを使う他のサービスに近い Azure リージョン
    キャッシュ SKU SKU を選びます。 SKU によって、キャッシュに利用できるサイズ、パフォーマンス、機能のパラメーターが決まります。 詳細については、Azure Cache for Redis の概要に関するページを参照してください。
    キャッシュ サイズ キャッシュ サイズを選びます。 詳細については、Azure Cache for Redis の概要に関するページを参照してください。
  4. [ネットワーク] タブを選ぶか、[次へ: ネットワーク] を選びます。

  5. [ネットワーク] タブで、キャッシュに使う接続方法を選びます。

  6. [詳細] タブを選ぶか、[次へ: 詳細] を選びます。

  7. [詳細] ペインで、以下の情報に基づいて認証方法を確認または選択します。

    [詳細] ペインと選択できるオプションを示すスクリーンショット。

    • 既定では、新しい Basic、Standard、または Premium キャッシュでは、Microsoft Entra 認証が有効になり、アクセス キー認証が無効になります。
    • Basic または Standard キャッシュの場合は、非 TLS ポートを選択できます。
    • Standard および Premium キャッシュの場合は、可用性ゾーンを有効にすることを選択できます。 キャッシュの作成後に可用性ゾーンを無効にすることはできません。
    • Premium キャッシュを利用する場合は、非 TLS ポート、クラスタリング、マネージド ID、データ永続化の設定を構成します。

    重要

    最適なセキュリティのため、可能であれば、キャッシュに対する要求を認可するのに Microsoft Entra ID とマネージド ID を使うことをお勧めします。 Microsoft Entra ID とマネージド ID を使う認可は、共有アクセス キーの認可より、セキュリティと使いやすさの点で優れています。 キャッシュでのマネージド ID の使用について詳しくは、キャッシュ認証への Microsoft Entra ID の使用に関する記事をご覧ください。

  8. (省略可能) [タグ] タブを選ぶか、[次へ: タグ] を選びます。

  9. (省略可能) キャッシュ リソースを分類する場合は、[タグ] タブでタグの名前と値を入力します。

  10. [確認および作成] ボタンを選択します。

    [確認と作成] タブでは、Azure によって構成が自動的に検証されます。

  11. 緑色の検証に成功のメッセージが表示された後、 [作成] を選択します。

新しいキャッシュのデプロイは数分で完了します。 デプロイの進行状況は、Azure Cache for Redis の [概要] ペインで監視できます。 [状態][実行中] と表示されたら、キャッシュを使用できます。

この記事では、Azure Redis インスタンスの作成、更新、スケーリングを実行する方法を示します。

Note

Azure には、リソースの作成と操作に使用できる、Azure Resource Manager およびクラシックという 2 つの異なるデプロイ モデルがあります。 この記事では、Resource Manager デプロイ モデルの使用について説明します。 新しいデプロイには、クラシック デプロイ モデルではなく、Resource Manager デプロイ モデルをお勧めします。

クラシック デプロイ モデルについて詳しくは、「Azure Resource Manager とクラシック デプロイ: デプロイ モデルとリソースの状態について」を参照してください。

前提条件

Azure PowerShell をインストール済みである場合、Azure PowerShell バージョン 12.4.0 以降であることが必要です。 Azure PowerShell のバージョンは、Azure PowerShell コマンド プロンプトでこのコマンドを使用して確認できます。

    Get-Module Az | format-table version

まず、このコマンドで Azure にサインインする必要があります。

    Connect-AzAccount

Microsoft Azure のサインイン ダイアログで、Azure アカウントの電子メール アドレスとご自分のパスワードを指定します。

次に、Azure サブスクリプションが複数ある場合は、使用する Azure サブスクリプションを設定する必要があります。 現在のサブスクリプションを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

    Get-AzSubscription | sort SubscriptionName | Select SubscriptionName

サブスクリプションを指定するには、次のコマンドを実行します。 次の例では、サブスクリプション名は ContosoSubscriptionです。

    Select-AzSubscription -SubscriptionName ContosoSubscription

Azure Resource Manager で Windows PowerShell を使用する前に、設定を確認する必要があります。

  • Windows PowerShell バージョン 3.0 または 4.0。 Windows PowerShell のバージョンを調べるには、$PSVersionTable と入力して、PSVersion の値が 3.0 か 4.0 かを確認します。 互換バージョンをインストールするには、「Windows Management Framework 3.0」を参照してください。

このチュートリアルに表示されているコマンドレットの詳しいヘルプを確認には、Get-Help コマンドレットを使用します。

    Get-Help <cmdlet-name> -Detailed

たとえば、 New-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットについてのヘルプを確認するには、次のように入力します。

    Get-Help New-AzRedisEnterpriseCache -Detailed

他のクラウドに接続する方法

既定では、Azure 環境はグローバル Azure クラウド インスタンスを表す AzureCloudです。 別のインスタンスに接続するには、Connect-AzAccount コマンドと -Environment または -EnvironmentName コマンド ライン スイッチを使用し、必要な環境または環境名を指定します。

利用可能な環境の一覧を表示するには、 Get-AzEnvironment コマンドレットを実行します。

Azure Government Cloud に接続するには

Azure Government Cloud に接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureUSGovernment

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureUSGovernment)

Azure Government Cloud でキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • USGov バージニア州
  • USGov アイオワ州

Azure Government Cloud の詳細については、「Microsoft Azure Government」と「Microsoft Azure Government 開発者向けガイド」をご覧ください。

21Vianet によって運営される Microsoft Azure クラウドに接続するには

21Vianet によって運営される Azure クラウドに接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureChinaCloud

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureChinaCloud)

21Vianet によって運営される Azure クラウドでキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • 中国東部
  • 中国北部

Microsoft Azure Germany に接続するには

Microsoft Azure Germany に接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureGermanCloud

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureGermanCloud)

Microsoft Azure Germany でキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • ドイツ中部
  • ドイツ北東部

Microsoft Azure Germany の詳細については、「Microsoft Azure Germany」を参照してください。

Azure Managed Redis PowerShell のパラメーターとプロパティ

すべての Azure Managed Redis PowerShell パラメーターとプロパティの一覧については、「New-AzRedisEnterpriseCache」を参照してください。

Azure Managed Redis を作成するには

Azure Managed インスタンスを新規作成するには、New-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用します。

重要

Azure portal を使用してサブスクリプションに初めて Azure Managed Redis を作成すると、そのサブスクリプションの Microsoft.Cache 名前空間がポータルにより登録されます。 PowerShell を使用してサブスクリプションに最初の Azure Managed Redis を作成する場合は、先に次のコマンドを使用して名前空間を登録する必要があります。これを実行しないと、New-AzRedisEnterpriseCacheGet-AzRedisEnterpriseCache などのコマンドレットが失敗します。

Register-AzResourceProvider -ProviderNamespace "Microsoft.Cache"

New-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help New-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        New-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Creates a new Azure Managed Redis.


    SYNTAX
        New-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Location <String> [-RedisVersion <String>]
        [-Sku <String>] [-MaxMemoryPolicy <String>] [-RedisConfiguration <Hashtable>] [-EnableNonSslPort
        <Boolean>] [-ShardCount <Integer>] [-VirtualNetwork <String>] [-Subnet <String>] [-StaticIP <String>]
        [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The New-AzRedisEnterpriseCache cmdlet creates a new Azure Managed Redis.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Managed Redis to create.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of resource group in which to create the Azure Managed Redis.

        -Location <String>
            Location in which to create the Azure Managed Redis.

        -RedisVersion <String>
            RedisVersion is deprecated and will be removed in future release.

        -Sku <String>
            Sku of Azure Managed Redis.

        -MaxMemoryPolicy <String>
            The 'MaxMemoryPolicy' setting has been deprecated. Please use 'RedisConfiguration' setting to set
            MaxMemoryPolicy. e.g. -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-lru"}

        -RedisConfiguration <Hashtable>
            All Redis Configuration Settings. Few possible keys: rdb-backup-enabled, rdb-storage-connection-string,
            rdb-backup-frequency, maxmemory-reserved, maxmemory-policy, notify-keyspace-events, hash-max-ziplist-entries,
            hash-max-ziplist-value, set-max-intset-entries, zset-max-ziplist-entries, zset-max-ziplist-value, databases.

        -EnableNonSslPort <Boolean>
            EnableNonSslPort is used by Azure Managed Redis. If no value is provided, the default value is false and the
            non-SSL port will be disabled. Possible values are true and false.

        -ShardCount <Integer>
            The number of shards to create on a Cluster Cache.

        -VirtualNetwork <String>
            The exact ARM resource ID of the virtual network to deploy the Azure Managed Redis in. Example format: /subscriptions/{
            subid}/resourceGroups/{resourceGroupName}/providers/Microsoft.ClassicNetwork/VirtualNetworks/{vnetName}

        -Subnet <String>
            Required when deploying an Azure Managed Redis inside an existing Azure Virtual Network.

        -StaticIP <String>
            Required when deploying an Azure Managed Redis inside an existing Azure Virtual Network.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

既定のパラメーターを使用してキャッシュを作成するには、次のコマンドを実行します。

    New-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US"

ResourceGroupNameNameLocation は必須のパラメーターですが、残りのものは省略可能で、それぞれに既定値があります。 前述のコマンドを実行すると、指定された名前、場所、およびリソース グループで Azure Managed Redis インスタンスが作成されます。 インスタンスのサイズは 1 GB で、SSL 以外のポートは無効になっています。

クラスタリングを有効にする場合は、ShardCount パラメーターを使用してシャード数を指定します。

RedisConfiguration の値を指定する場合は、@{"maxmemory-policy" = "allkeys-random", "notify-keyspace-events" = "KEA"} のように、キー/値のペアとして値を {} で囲みます。 次の例では、allkeys-random に設定された maxmemory ポリシーと KEA に設定されたキースペース通知を使用して、1 GB のキャッシュを作成しています。 詳細については、「キースペース通知 (詳細設定)」および「メモリ ポリシー」をご覧ください。

    New-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US" -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-random", "notify-keyspace-events" = "KEA"}

キャッシュの作成時にデータベースの設定を構成するには

databases の設定は、キャッシュの作成中にのみ構成することができます。 次の例では、New-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用して、48 のデータベースを持つキャッシュを作成します。

    New-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US" -Sku B1 -RedisConfiguration @{"databases" = "48"}

databases プロパティの詳細については、既定の Azure Managed Redis サーバー構成に関するページをご覧ください。 New-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用してキャッシュを作成する方法の詳細については、上記の「Azure Managed Redis を作成するには」のセクションをご覧ください。

Azure Managed Redis を更新するには

Azure Managed Redis インスタンスは、[Set-AzRedisEnterpriseCache] コマンドレットを使用して更新されます。

Set-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Set-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Set-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Set Azure Managed Redis updatable parameters.

    SYNTAX
        Set-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> [-Sku <String>]
        [-MaxMemoryPolicy <String>] [-RedisConfiguration <Hashtable>] [-EnableNonSslPort <Boolean>] [-ShardCount
        <Integer>] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Set-AzRedisEnterpriseCache cmdlet sets Azure Managed Redis parameters.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Managed Redis to update.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        -Sku <String>
            Sku of Azure Managed Redis.

        -MaxMemoryPolicy <String>
            The 'MaxMemoryPolicy' setting has been deprecated. Please use 'RedisConfiguration' setting to set
            MaxMemoryPolicy. e.g. -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-lru"}

        -RedisConfiguration <Hashtable>
            All Redis Configuration Settings. Few possible keys: rdb-backup-enabled, rdb-storage-connection-string,
            rdb-backup-frequency, maxmemory-reserved, maxmemory-policy, notify-keyspace-events, hash-max-ziplist-entries,
            hash-max-ziplist-value, set-max-intset-entries, zset-max-ziplist-entries, zset-max-ziplist-value.

        -EnableNonSslPort <Boolean>
            EnableNonSslPort is used by Azure Managed Redis. The default value is null and no change will be made to the
            currently configured value. Possible values are true and false.

        -ShardCount <Integer>
            The number of shards to create on a Cluster Cache.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

Set-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用して、SkuEnableNonSslPortRedisConfiguration の値などのプロパティを更新できます。

次のコマンドを実行すると、myCache という名前の Azure Managed Redis の maxmemory-policy が更新されます。

    Set-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName "myGroup" -Name "myCache" -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-random"}

Azure Managed Redis に関する情報を取得するには

Get-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用してキャッシュに関する情報を取得できます。

Get-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Get-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Get-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Gets details about a single cache or all caches in the specified resource group or all caches in the current
        subscription.

    SYNTAX
        Get-AzRedisEnterpriseCache [-Name <String>] [-ResourceGroupName <String>] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Get-AzRedisEnterpriseCache cmdlet gets the details about a cache or caches depending on input parameters. If both
        ResourceGroupName and Name parameters are provided then Get-AzRedisEnterpriseCache will return details about the
        specific cache name provided.

        If only ResourceGroupName is provided than it will return details about all caches in the specified resource group.

        If no parameters are given than it will return details about all caches the current subscription.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache. When this parameter is provided along with ResourceGroupName, Get-AzRedisEnterpriseCache
            returns the details for the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache or caches. If ResourceGroupName is provided with Name
            then Get-AzRedisEnterpriseCache returns the details of the cache specified by Name. If only the ResourceGroup
            parameter is provided, then details for all caches in the resource group are returned.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

現在のサブスクリプションのすべてのキャッシュに関する情報を取得するには、パラメーターを指定せずに Get-AzRedisEnterpriseCache を実行します。

    Get-AzRedisEnterpriseCache

特定のリソース グループのすべてのキャッシュに関する情報を取得するには、ResourceGroupName パラメーターを指定して Get-AzRedisEnterpriseCache を実行します。

    Get-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName myGroup

特定のキャッシュに関する情報を取得するには、キャッシュの名前を Name パラメーターに設定し、そのキャッシュが含まれているリソース グループを ResourceGroupName パラメーターに設定して、Get-AzRedisEnterpriseCache を実行します。

    PS C:\> Get-AzRedisEnterpriseCache -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    Name               : mycache
    Id                 : /subscriptions/12ad12bd-abdc-2231-a2ed-a2b8b246bbad4/resourceGroups/myGroup/providers/Mi
                         crosoft.Cache/Redis/mycache
    Location           : South Central US
    Type               : Microsoft.Cache/Redis
    HostName           : mycache.redis.cache.windows.net
    Port               : 10000
    ProvisioningState  : Succeeded
    SslPort            : 6380
    RedisConfiguration : {[maxmemory-policy, volatile-lru], [maxmemory-reserved, 62], [notify-keyspace-events, KEA],
                         [maxclients, 1000]...}
    EnableNonSslPort   : False
    RedisVersion       : 3.0
    Sku                : B1
    ResourceGroupName  : myGroup
    VirtualNetwork     :
    Subnet             :
    StaticIP           :
    TenantSettings     : {}
    ShardCount         :

Azure Managed Redis のアクセス キーを取得するには

キャッシュのアクセス キーを取得するには、Get-AzRedisEnterpriseCacheKey コマンドレットを使用します。

Get-AzRedisEnterpriseCacheKeyで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Get-AzRedisEnterpriseCacheKey -detailed

    NAME
        Get-AzRedisEnterpriseCacheKey

    SYNOPSIS
        Gets the accesskeys for the specified Azure Managed Redis.


    SYNTAX
        Get-AzRedisEnterpriseCacheKey -Name <String> -ResourceGroupName <String> [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Get-AzRedisEnterpriseCacheKey cmdlet gets the access keys for the specified cache.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Managed Redis.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

キャッシュのキーを取得するには、 Get-AzRedisEnterpriseCacheKey コマンドレットを呼び出し、キャッシュの名前と、そのキャッシュが含まれているリソース グループの名前を渡します。

    PS C:\> Get-AzRedisEnterpriseCacheKey -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    PrimaryKey   : b2wdt43sfetlju4hfbryfnregrd9wgIcc6IA3zAO1lY=
    SecondaryKey : ABhfB757JgjIgt785JgKH9865eifmekfnn649303JKL=

Azure Managed Redis インスタンスのアクセス キーを生成するには

キャッシュのアクセス キーを再生成するには、New-AzRedisEnterpriseCacheKey コマンドレットを使用します。

New-AzRedisEnterpriseCacheKeyで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help New-AzRedisEnterpriseCacheKey -detailed

    NAME
        New-AzRedisEnterpriseCacheKey

    SYNOPSIS
        Regenerates the access key of an Azure Managed Redis.

    SYNTAX
        New-AzRedisEnterpriseCacheKey -Name <String> -ResourceGroupName <String> -KeyType <String> [-Force] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The New-AzRedisEnterpriseCacheKey cmdlet regenerate the access key of an Azure Managed Redis.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Managed Redis.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        -KeyType <String>
            Specifies whether to regenerate the primary or secondary access key. Possible values are Primary or Secondary.

        -Force
            When the Force parameter is provided, the specified access key is regenerated without any confirmation prompts.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

キャッシュのプライマリ キーまたはセカンダリ キーを再生成するには、New-AzRedisEnterpriseCacheKey コマンドレットを呼び出し、名前とリソース グループを渡して、KeyType パラメーターに Primary または Secondary を指定します。 次の例では、キャッシュのセカンダリ アクセス キーが再生成されます。

    PS C:\> New-AzRedisEnterpriseCacheKey -Name myCache -ResourceGroupName myGroup -KeyType Secondary

    Confirm
    Are you sure you want to regenerate Secondary key for Azure Managed Redis 'myCache'?
    [Y] Yes  [N] No  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): Y


    PrimaryKey   : b2wdt43sfetlju4hfbryfnregrd9wgIcc6IA3zAO1lY=
    SecondaryKey : c53hj3kh4jhHjPJk8l0jji785JgKH9865eifmekfnn6=

Azure Managed Redis を削除するには

Azure Managed Redis を削除するには、Remove-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用します。

Remove-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Remove-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Remove-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Remove Azure Managed Redis if exists.

    SYNTAX
        Remove-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> [-Force] [-PassThru] [<CommonParameters>

    DESCRIPTION
        The Remove-AzRedisEnterpriseCache cmdlet removes an Azure Managed Redis if it exists.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Managed Redis to remove.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group of the cache to remove.

        -Force
            When the Force parameter is provided, the cache is removed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Remove-AzRedisEnterpriseCache removes the cache and does not return any value. If the PassThru par
            is provided then Remove-AzRedisEnterpriseCache returns a boolean value indicating the success of the operatio

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次の例では、 myCache という名前のキャッシュが削除されます。

    PS C:\> Remove-AzRedisEnterpriseCache -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    Confirm
    Are you sure you want to remove Azure Managed Redis 'myCache'?
    [Y] Yes  [N] No  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): Y

Azure Managed Redis をインポートするには

Azure Managed Redis インスタンスにデータをインポートするには、Import-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用します。

Import-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Import-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Import-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Import data from blobs to Azure Managed Redis.


    SYNTAX
        Import-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Files <String[]> [-Format <String>] [-Force]
        [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Import-AzRedisEnterpriseCache cmdlet imports data from the specified blobs into Azure Managed Redis.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -Files <String[]>
            SAS urls of blobs whose content should be imported into the cache.

        -Format <String>
            Format for the blob.  Currently "rdb" is the only supported, with other formats expected in the future.

        -Force
            When the Force parameter is provided, import will be performed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Import-AzRedisEnterpriseCache imports data in cache and does not return any value. If the PassThru
            parameter is provided then Import-AzRedisEnterpriseCache returns a boolean value indicating the success of the
            operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、SAS URI で指定された BLOB から Azure Managed Redis にデータをインポートします。

    PS C:\>Import-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -Files @("https://mystorageaccount.blob.core.windows.net/mycontainername/blobname?sv=2015-04-05&sr=b&sig=caIwutG2uDa0NZ8mjdNJdgOY8%2F8mhwRuGNdICU%2B0pI4%3D&st=2016-05-27T00%3A00%3A00Z&se=2016-05-28T00%3A00%3A00Z&sp=rwd") -Force

Azure Managed Redis をエクスポートするには

Azure Managed Redis インスタンスからデータをエクスポートするには、Export-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用します。

Export-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Export-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Export-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Exports data from Azure Managed Redis to a specified container.


    SYNTAX
        Export-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Prefix <String> -Container <String> [-Format
        <String>] [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Export-AzRedisEnterpriseCache cmdlet exports data from Azure Managed Redis to a specified container.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -Prefix <String>
            Prefix to use for blob names.

        -Container <String>
            SAS url of container where data should be exported.

        -Format <String>
            Format for the blob.  Currently "rdb" is the only supported, with other formats expected in the future.

        -PassThru
            By default Export-AzRedisEnterpriseCache does not return any value. If the PassThru parameter is provided
            then Export-AzRedisEnterpriseCache returns a boolean value indicating the success of the operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、Azure Managed Redis インスタンスから、SAS URI で指定されたコンテナーにデータをエクスポートします。

    PS C:\>Export-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -Prefix "blobprefix"
    -Container "https://mystorageaccount.blob.core.windows.net/mycontainer?sv=2015-04-05&sr=c&sig=HezZtBZ3DURmEGDduauE7
    pvETY4kqlPI8JCNa8ATmaw%3D&st=2016-05-27T00%3A00%3A00Z&se=2016-05-28T00%3A00%3A00Z&sp=rwdl"

Azure Managed Redis を再起動するには (プレビュー)

Azure Managed Redis (プレビュー) インスタンスを再起動するには、Reset-AzRedisEnterpriseCache コマンドレットを使用します。

Reset-AzRedisEnterpriseCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Reset-AzRedisEnterpriseCache -detailed

    NAME
        Reset-AzRedisEnterpriseCache

    SYNOPSIS
        Reboot specified node(s) of an Azure Managed Redis instance.


    SYNTAX
        Reset-AzRedisEnterpriseCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -RebootType <String> [-ShardId <Integer>]
        [-Force] [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Reset-AzRedisEnterpriseCache cmdlet reboots the specified node(s) of an Azure Managed Redis instance.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -RebootType <String>
            Which node to reboot. Possible values are "PrimaryNode", "SecondaryNode", "AllNodes".

        -ShardId <Integer>
            Which shard to reboot when rebooting a cache with clustering enabled.

        -Force
            When the Force parameter is provided, reset will be performed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Reset-AzRedisEnterpriseCache does not return any value. If the PassThru parameter is provided
            then Reset-AzRedisEnterpriseCache returns a boolean value indicating the success of the operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、指定されたキャッシュの両方のノードを再起動します。

    PS C:\>Reset-AzRedisEnterpriseCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -RebootType "AllNodes"
    -Force

Note

Azure には、リソースの作成と操作に使用できる、Azure Resource Manager およびクラシックという 2 つの異なるデプロイ モデルがあります。 この記事では、Resource Manager デプロイ モデルの使用について説明します。 新しいデプロイには、クラシック デプロイ モデルではなく、Resource Manager デプロイ モデルをお勧めします。

クラシック デプロイ モデルについて詳しくは、「Azure Resource Manager とクラシック デプロイ: デプロイ モデルとリソースの状態について」を参照してください。

前提条件

Azure PowerShell をインストール済みである場合、Azure PowerShell Version 1.0.0 以降であることが必要です。 Azure PowerShell のバージョンは、Azure PowerShell コマンド プロンプトでこのコマンドを使用して確認できます。

    Get-Module Az | format-table version

まず、このコマンドで Azure にサインインする必要があります。

    Connect-AzAccount

Microsoft Azure のサインイン ダイアログで、Azure アカウントの電子メール アドレスとご自分のパスワードを指定します。

次に、Azure サブスクリプションが複数ある場合は、使用する Azure サブスクリプションを設定する必要があります。 現在のサブスクリプションを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

    Get-AzSubscription | sort SubscriptionName | Select SubscriptionName

サブスクリプションを指定するには、次のコマンドを実行します。 次の例では、サブスクリプション名は ContosoSubscriptionです。

    Select-AzSubscription -SubscriptionName ContosoSubscription

Azure Resource Manager で Windows PowerShell を使用する前に、設定を確認する必要があります。

  • Windows PowerShell バージョン 3.0 または 4.0。 Windows PowerShell のバージョンを調べるには、$PSVersionTable と入力して、PSVersion の値が 3.0 か 4.0 かを確認します。 互換バージョンをインストールするには、「Windows Management Framework 3.0」を参照してください。

このチュートリアルに表示されているコマンドレットの詳しいヘルプを確認には、Get-Help コマンドレットを使用します。

    Get-Help <cmdlet-name> -Detailed

たとえば、 New-AzRedisCache コマンドレットについてのヘルプを確認するには、次のように入力します。

    Get-Help New-AzRedisCache -Detailed

他のクラウドに接続する方法

既定では、Azure 環境はグローバル Azure クラウド インスタンスを表す AzureCloudです。 別のインスタンスに接続するには、Connect-AzAccount コマンドと -Environment または -EnvironmentName コマンド ライン スイッチを使用し、必要な環境または環境名を指定します。

利用可能な環境の一覧を表示するには、 Get-AzEnvironment コマンドレットを実行します。

Azure Government Cloud に接続するには

Azure Government Cloud に接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureUSGovernment

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureUSGovernment)

Azure Government Cloud でキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • USGov バージニア州
  • USGov アイオワ州

Azure Government Cloud の詳細については、「Microsoft Azure Government」と「Microsoft Azure Government 開発者向けガイド」をご覧ください。

21Vianet によって運営される Microsoft Azure クラウドに接続するには

21Vianet によって運営される Azure クラウドに接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureChinaCloud

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureChinaCloud)

21Vianet によって運営される Azure クラウドでキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • 中国東部
  • 中国北部

Microsoft Azure Germany に接続するには

Microsoft Azure Germany に接続するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    Connect-AzAccount -EnvironmentName AzureGermanCloud

または

    Connect-AzAccount -Environment (Get-AzEnvironment -Name AzureGermanCloud)

Microsoft Azure Germany でキャッシュを作成するには、次のいずれかの場所を使用します。

  • ドイツ中部
  • ドイツ北東部

Microsoft Azure Germany の詳細については、「Microsoft Azure Germany」を参照してください。

Azure Cache for Redis 用の PowerShell で使用されるプロパティ

次の表には、Azure Cache for Redis インスタンスを作成し、管理する場合の一般的なパラメーターの Azure PowerShell プロパティと説明が含まれています。

パラメーター 説明 Default
Name キャッシュの名前
Location キャッシュの場所
ResourceGroupName キャッシュを作成するリソース グループの名前
Size キャッシュのサイズ。 有効な値: P1、P2、P3、P4、P5、C0、C1、C2、C3、C4、C5、C6、250 MB、1 GB、2.5 GB、6 GB、13 GB、26 GB、53 GB 1GB
ShardCount クラスタリングが有効になっている Premium キャッシュを作成するときに作成するシャードの数。 有効な値: 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
SKU キャッシュの SKU を指定します。 有効な値: Basic、Standard、Premium Standard
RedisConfiguration Redis 構成の設定を指定します。 各設定の詳細については、次の「 RedisConfiguration プロパティ 」の表をご覧ください。
EnableNonSslPort 非 SSL ポートが有効になっているかどうかを示します。 False
MaxMemoryPolicy このパラメーターは非推奨となりました。代わりに、RedisConfiguration を使用します。
StaticIP VNET でキャッシュをホストする場合に、キャッシュのサブネットで一意の IP アドレスを指定します。 指定していない場合、サブネットから自動的にアドレスが 1 つ選択されます。
Subnet VNET でキャッシュをホストする場合に、キャッシュをデプロイするサブネットの名前を指定します。
VirtualNetwork VNET でキャッシュをホストする場合に、キャッシュをデプロイする VNET のリソース ID を指定します。
KeyType アクセス キーを更新するときに再生成するアクセス キーを指定します。 有効な値: Primary、Secondary

RedisConfiguration プロパティ

プロパティ 説明 価格レベル
rdb-backup-enabled Redis データ永続化 が有効かどうか。 Premium のみ
rdb-storage-connection-string Redis データ永続化 Premium のみ
rdb-backup-frequency Redis データ永続化 Premium のみ
maxmemory-reserved キャッシュ以外のプロセスに 予約済みのメモリ を構成する Standard と Premium
maxmemory-policy キャッシュに 削除ポリシー を構成する すべての価格レベル
notify-keyspace-events キースペース通知 Standard と Premium
hash-max-ziplist-entries 小規模の集計データの種類に メモリ最適化 を構成する Standard と Premium
hash-max-ziplist-value 小規模の集計データの種類に メモリ最適化 を構成する Standard と Premium
set-max-intset-entries 小規模の集計データの種類に メモリ最適化 を構成する Standard と Premium
zset-max-ziplist-entries 小規模の集計データの種類に メモリ最適化 を構成する Standard と Premium
zset-max-ziplist-value 小規模の集計データの種類に メモリ最適化 を構成する Standard と Premium
databases データベースの数を構成する。 このプロパティは、キャッシュの作成時にのみ構成できます。 Standard と Premium

Azure Cache for Redis を作成するには

Azure Cache for Redis インスタンスを新規作成するには、New-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

重要

Azure portal を使用してサブスクリプションに初めて Azure Cache for Redis を作成すると、そのサブスクリプションの Microsoft.Cache 名前空間がポータルにより登録されます。 PowerShell を使用してサブスクリプションに最初の Azure Cache for Redis を作成する場合は、先に次のコマンドを使用して名前空間を登録する必要があります。これを実行しないと、New-AzRedisCacheGet-AzRedisCache などのコマンドレットが失敗します。

Register-AzResourceProvider -ProviderNamespace "Microsoft.Cache"

New-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help New-AzRedisCache -detailed

    NAME
        New-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Creates a new Azure Cache for Redis.


    SYNTAX
        New-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Location <String> [-RedisVersion <String>]
        [-Size <String>] [-Sku <String>] [-MaxMemoryPolicy <String>] [-RedisConfiguration <Hashtable>] [-EnableNonSslPort
        <Boolean>] [-ShardCount <Integer>] [-VirtualNetwork <String>] [-Subnet <String>] [-StaticIP <String>]
        [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The New-AzRedisCache cmdlet creates a new Azure Cache for Redis.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Cache for Redis to create.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of resource group in which to create the Azure Cache for Redis.

        -Location <String>
            Location in which to create the Azure Cache for Redis.

        -RedisVersion <String>
            RedisVersion is deprecated and will be removed in future release.

        -Size <String>
            Size of the Azure Cache for Redis. The default value is 1GB or C1. Possible values are P1, P2, P3, P4, C0, C1, C2, C3,
            C4, C5, C6, 250MB, 1GB, 2.5GB, 6GB, 13GB, 26GB, 53GB.

        -Sku <String>
            Sku of Azure Cache for Redis. The default value is Standard. Possible values are Basic, Standard and Premium.

        -MaxMemoryPolicy <String>
            The 'MaxMemoryPolicy' setting has been deprecated. Please use 'RedisConfiguration' setting to set
            MaxMemoryPolicy. e.g. -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-lru"}

        -RedisConfiguration <Hashtable>
            All Redis Configuration Settings. Few possible keys: rdb-backup-enabled, rdb-storage-connection-string,
            rdb-backup-frequency, maxmemory-reserved, maxmemory-policy, notify-keyspace-events, hash-max-ziplist-entries,
            hash-max-ziplist-value, set-max-intset-entries, zset-max-ziplist-entries, zset-max-ziplist-value, databases.

        -EnableNonSslPort <Boolean>
            EnableNonSslPort is used by Azure Cache for Redis. If no value is provided, the default value is false and the
            non-SSL port will be disabled. Possible values are true and false.

        -ShardCount <Integer>
            The number of shards to create on a Premium Cluster Cache.

        -VirtualNetwork <String>
            The exact ARM resource ID of the virtual network to deploy the Azure Cache for Redis in. Example format: /subscriptions/{
            subid}/resourceGroups/{resourceGroupName}/providers/Microsoft.ClassicNetwork/VirtualNetworks/{vnetName}

        -Subnet <String>
            Required when deploying an Azure Cache for Redis inside an existing Azure Virtual Network.

        -StaticIP <String>
            Required when deploying an Azure Cache for Redis inside an existing Azure Virtual Network.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

既定のパラメーターを使用してキャッシュを作成するには、次のコマンドを実行します。

    New-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US"

ResourceGroupNameNameLocation は必須のパラメーターですが、残りのものは省略可能で、それぞれに既定値があります。 前述のコマンドを実行すると、指定された名前、場所、およびリソース グループで Standard SKU の Azure Cache for Redis インスタンスが作成されます。 インスタンスのサイズは 1 GB で、SSL 以外のポートは無効になっています。

Premium キャッシュを作成する場合は、P1 (6 GB ~ 60 GB)、P2 (13 GB ~ 130 GB)、P3 (26 GB ~ 260 GB)、P4 (53 GB ~ 530 GB) のいずれかのサイズを指定します。 クラスタリングを有効にする場合は、ShardCount パラメーターを使用してシャード数を指定します。 次の例では、3 つのシャードを指定して P1 の Premium キャッシュを作成しています。 P1 Premium キャッシュはサイズが 6 GB です。3 つのシャードを指定したため、合計サイズは 18 GB (3 x 6 GB) です。

    New-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US" -Sku Premium -Size P1 -ShardCount 3

RedisConfiguration の値を指定する場合は、@{"maxmemory-policy" = "allkeys-random", "notify-keyspace-events" = "KEA"} のように、キー/値のペアとして値を {} で囲みます。 次の例では、allkeys-random に設定された maxmemory ポリシーと KEA に設定されたキースペース通知を使用して、Standard の 1 GB のキャッシュを作成しています。 詳細については、「キースペース通知 (詳細設定)」および「メモリ ポリシー」をご覧ください。

    New-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US" -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-random", "notify-keyspace-events" = "KEA"}

キャッシュの作成時にデータベースの設定を構成するには

databases の設定は、キャッシュの作成中にのみ構成することができます。 次の例では、New-AzRedisCache コマンドレットを使用して、48 のデータベースを持つ Premium P3 (26 GB) のキャッシュを作成します。

    New-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup -Name mycache -Location "North Central US" -Sku Premium -Size P3 -RedisConfiguration @{"databases" = "48"}

databases プロパティの詳細については、「Default Azure Cache for Redis server configuration」 (既定の Azure Cache for Redis サーバー構成) をご覧ください。 New-AzRedisCache コマンドレットを使用してキャッシュを作成する方法の詳細については、上記の「Azure Cache for Redis を作成するには」のセクションをご覧ください。

Azure Cache for Redis を更新するには

Azure Cache for Redis インスタンスを更新するには、Set-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

Set-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Set-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Set-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Set Azure Cache for Redis updatable parameters.

    SYNTAX
        Set-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> [-Size <String>] [-Sku <String>]
        [-MaxMemoryPolicy <String>] [-RedisConfiguration <Hashtable>] [-EnableNonSslPort <Boolean>] [-ShardCount
        <Integer>] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Set-AzRedisCache cmdlet sets Azure Cache for Redis parameters.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Cache for Redis to update.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        -Size <String>
            Size of the Azure Cache for Redis. The default value is 1GB or C1. Possible values are P1, P2, P3, P4, C0, C1, C2, C3,
            C4, C5, C6, 250MB, 1GB, 2.5GB, 6GB, 13GB, 26GB, 53GB.

        -Sku <String>
            Sku of Azure Cache for Redis. The default value is Standard. Possible values are Basic, Standard and Premium.

        -MaxMemoryPolicy <String>
            The 'MaxMemoryPolicy' setting has been deprecated. Please use 'RedisConfiguration' setting to set
            MaxMemoryPolicy. e.g. -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-lru"}

        -RedisConfiguration <Hashtable>
            All Redis Configuration Settings. Few possible keys: rdb-backup-enabled, rdb-storage-connection-string,
            rdb-backup-frequency, maxmemory-reserved, maxmemory-policy, notify-keyspace-events, hash-max-ziplist-entries,
            hash-max-ziplist-value, set-max-intset-entries, zset-max-ziplist-entries, zset-max-ziplist-value.

        -EnableNonSslPort <Boolean>
            EnableNonSslPort is used by Azure Cache for Redis. The default value is null and no change will be made to the
            currently configured value. Possible values are true and false.

        -ShardCount <Integer>
            The number of shards to create on a Premium Cluster Cache.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

Set-AzRedisCache コマンドレットを使用して、SizeSkuEnableNonSslPortRedisConfiguration の値などのプロパティを更新できます。

次のコマンドを実行すると、myCache という名前の Azure Cache for Redis の maxmemory-policy が更新されます。

    Set-AzRedisCache -ResourceGroupName "myGroup" -Name "myCache" -RedisConfiguration @{"maxmemory-policy" = "allkeys-random"}

Azure Cache for Redis をスケーリングするには

SizeSku、または ShardCount のプロパティが変更されたときに、Set-AzRedisCache を使用して、Azure Cache for Redis インスタンスをスケーリングできます。

Note

PowerShell を使用してキャッシュをスケールする場合、Azure ポータルからキャッシュをスケールする場合と同じ制限とガイドラインが適用されます。 別の価格レベルにスケーリングできますが、次のような制約があります。

  • 上位の価格レベルから下位の価格レベルにスケーリングすることはできません。
  • Premium キャッシュから Standard または Basic キャッシュにスケールすることはできません。
  • Standard キャッシュから Basic キャッシュにスケールすることはできません。
  • Basic キャッシュから Standard キャッシュにスケールすることはできますが、同時にサイズを変更することはできません。 サイズを変更する必要がある場合、後続のスケーリング操作でサイズを変更できます。
  • Basic キャッシュから直接 Premium キャッシュにスケールすることはできません。 1 回のスケーリング操作で Basic から Standard にスケールし、その後の操作で Standard から Premium にスケールする必要があります。
  • C0 (250 MB) サイズにそれより大きなサイズからスケールダウンすることはできません。

詳細については、「How to Scale Azure Cache for Redis」 (Azure Cache for Redis のスケーリング方法) をご覧ください。

次の例は、myCache という名前のキャッシュを 2.5 GB のキャッシュにスケーリングする方法を示しています。 このコマンドは、Basic と Standard の両方のキャッシュで使用できます。

    Set-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup -Name myCache -Size 2.5GB

このコマンドが発行された後、キャッシュの状態が返されます (Get-AzRedisCache の呼び出しと同様)。 ProvisioningStateScaling が設定されています。

    PS C:\> Set-AzRedisCache -Name myCache -ResourceGroupName myGroup -Size 2.5GB


    Name               : mycache
    Id                 : /subscriptions/12ad12bd-abdc-2231-a2ed-a2b8b246bbad4/resourceGroups/mygroup/providers/Mi
                         crosoft.Cache/Redis/mycache
    Location           : South Central US
    Type               : Microsoft.Cache/Redis
    HostName           : mycache.redis.cache.windows.net
    Port               : 6379
    ProvisioningState  : Scaling
    SslPort            : 6380
    RedisConfiguration : {[maxmemory-policy, volatile-lru], [maxmemory-reserved, 150], [notify-keyspace-events, KEA],
                         [maxmemory-delta, 150]...}
    EnableNonSslPort   : False
    RedisVersion       : 3.0
    Size               : 1GB
    Sku                : Standard
    ResourceGroupName  : mygroup
    PrimaryKey         : ....
    SecondaryKey       : ....
    VirtualNetwork     :
    Subnet             :
    StaticIP           :
    TenantSettings     : {}
    ShardCount         :

スケーリング処理が完了すると、ProvisioningStateSucceeded に変わります。 たとえば、Basic から Standard に変更してからサイズを変更するなど、別のスケーリング操作の実行が必要になる場合は、前の操作が完了するまで待つ必要があります。そうしないと、次のようなエラーが表示されます。

    Set-AzRedisCache : Conflict: The resource '...' is not in a stable state, and is currently unable to accept the update request.

Azure Cache for Redis についての情報を取得するには

Get-AzRedisCache コマンドレットを使用してキャッシュに関する情報を取得できます。

Get-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Get-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Get-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Gets details about a single cache or all caches in the specified resource group or all caches in the current
        subscription.

    SYNTAX
        Get-AzRedisCache [-Name <String>] [-ResourceGroupName <String>] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Get-AzRedisCache cmdlet gets the details about a cache or caches depending on input parameters. If both
        ResourceGroupName and Name parameters are provided then Get-AzRedisCache will return details about the
        specific cache name provided.

        If only ResourceGroupName is provided than it will return details about all caches in the specified resource group.

        If no parameters are given than it will return details about all caches the current subscription.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache. When this parameter is provided along with ResourceGroupName, Get-AzRedisCache
            returns the details for the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache or caches. If ResourceGroupName is provided with Name
            then Get-AzRedisCache returns the details of the cache specified by Name. If only the ResourceGroup
            parameter is provided, then details for all caches in the resource group are returned.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

現在のサブスクリプションのすべてのキャッシュに関する情報を取得するには、パラメーターを指定せずに Get-AzRedisCache を実行します。

    Get-AzRedisCache

特定のリソース グループのすべてのキャッシュに関する情報を取得するには、ResourceGroupName パラメーターを指定して Get-AzRedisCache を実行します。

    Get-AzRedisCache -ResourceGroupName myGroup

特定のキャッシュに関する情報を取得するには、キャッシュの名前を Name パラメーターに設定し、そのキャッシュが含まれているリソース グループを ResourceGroupName パラメーターに設定して、Get-AzRedisCache を実行します。

    PS C:\> Get-AzRedisCache -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    Name               : mycache
    Id                 : /subscriptions/12ad12bd-abdc-2231-a2ed-a2b8b246bbad4/resourceGroups/myGroup/providers/Mi
                         crosoft.Cache/Redis/mycache
    Location           : South Central US
    Type               : Microsoft.Cache/Redis
    HostName           : mycache.redis.cache.windows.net
    Port               : 6379
    ProvisioningState  : Succeeded
    SslPort            : 6380
    RedisConfiguration : {[maxmemory-policy, volatile-lru], [maxmemory-reserved, 62], [notify-keyspace-events, KEA],
                         [maxclients, 1000]...}
    EnableNonSslPort   : False
    RedisVersion       : 3.0
    Size               : 1GB
    Sku                : Standard
    ResourceGroupName  : myGroup
    VirtualNetwork     :
    Subnet             :
    StaticIP           :
    TenantSettings     : {}
    ShardCount         :

Azure Cache for Redis インスタンスのアクセス キーを取得するには

キャッシュのアクセス キーを取得するには、 Get-AzRedisCacheKey コマンドレットを使用します。

Get-AzRedisCacheKeyで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Get-AzRedisCacheKey -detailed

    NAME
        Get-AzRedisCacheKey

    SYNOPSIS
        Gets the accesskeys for the specified Azure Cache for Redis.


    SYNTAX
        Get-AzRedisCacheKey -Name <String> -ResourceGroupName <String> [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The Get-AzRedisCacheKey cmdlet gets the access keys for the specified cache.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Cache for Redis.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

キャッシュのキーを取得するには、 Get-AzRedisCacheKey コマンドレットを呼び出し、キャッシュの名前と、そのキャッシュが含まれているリソース グループの名前を渡します。

    PS C:\> Get-AzRedisCacheKey -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    PrimaryKey   : b2wdt43sfetlju4hfbryfnregrd9wgIcc6IA3zAO1lY=
    SecondaryKey : ABhfB757JgjIgt785JgKH9865eifmekfnn649303JKL=

Azure Cache for Redis インスタンスのアクセス キーを生成するには

キャッシュのアクセス キーを再生成するには、 New-AzRedisCacheKey コマンドレットを使用します。

New-AzRedisCacheKeyで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help New-AzRedisCacheKey -detailed

    NAME
        New-AzRedisCacheKey

    SYNOPSIS
        Regenerates the access key of an Azure Cache for Redis.

    SYNTAX
        New-AzRedisCacheKey -Name <String> -ResourceGroupName <String> -KeyType <String> [-Force] [<CommonParameters>]

    DESCRIPTION
        The New-AzRedisCacheKey cmdlet regenerate the access key of an Azure Cache for Redis.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Cache for Redis.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group for the cache.

        -KeyType <String>
            Specifies whether to regenerate the primary or secondary access key. Possible values are Primary or Secondary.

        -Force
            When the Force parameter is provided, the specified access key is regenerated without any confirmation prompts.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

キャッシュのプライマリ キーまたはセカンダリ キーを再生成するには、New-AzRedisCacheKey コマンドレットを呼び出し、名前とリソース グループを渡して、KeyType パラメーターに Primary または Secondary を指定します。 次の例では、キャッシュのセカンダリ アクセス キーが再生成されます。

    PS C:\> New-AzRedisCacheKey -Name myCache -ResourceGroupName myGroup -KeyType Secondary

    Confirm
    Are you sure you want to regenerate Secondary key for Azure Cache for Redis 'myCache'?
    [Y] Yes  [N] No  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): Y


    PrimaryKey   : b2wdt43sfetlju4hfbryfnregrd9wgIcc6IA3zAO1lY=
    SecondaryKey : c53hj3kh4jhHjPJk8l0jji785JgKH9865eifmekfnn6=

Azure Cache for Redis を削除するには

Azure Cache for Redis を削除するには、Remove-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

Remove-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Remove-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Remove-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Remove Azure Cache for Redis if exists.

    SYNTAX
        Remove-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> [-Force] [-PassThru] [<CommonParameters>

    DESCRIPTION
        The Remove-AzRedisCache cmdlet removes an Azure Cache for Redis if it exists.

    PARAMETERS
        -Name <String>
            Name of the Azure Cache for Redis to remove.

        -ResourceGroupName <String>
            Name of the resource group of the cache to remove.

        -Force
            When the Force parameter is provided, the cache is removed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Remove-AzRedisCache removes the cache and does not return any value. If the PassThru par
            is provided then Remove-AzRedisCache returns a boolean value indicating the success of the operatio

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次の例では、 myCache という名前のキャッシュが削除されます。

    PS C:\> Remove-AzRedisCache -Name myCache -ResourceGroupName myGroup

    Confirm
    Are you sure you want to remove Azure Cache for Redis 'myCache'?
    [Y] Yes  [N] No  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): Y

Azure Cache for Redis をインポートするには

Azure Cache for Redis インスタンスにデータをインポートするには、Import-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

重要

Import/Export は、Premium レベルのキャッシュでのみ使用できます。 インポート/エクスポートの詳細については、「Import and Export data in Azure Cache for Redis」 (Azure Cache for Redis でデータをインポートおよびエクスポートする) をご覧ください。

Import-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Import-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Import-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Import data from blobs to Azure Cache for Redis.


    SYNTAX
        Import-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Files <String[]> [-Format <String>] [-Force]
        [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Import-AzRedisCache cmdlet imports data from the specified blobs into Azure Cache for Redis.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -Files <String[]>
            SAS urls of blobs whose content should be imported into the cache.

        -Format <String>
            Format for the blob.  Currently "rdb" is the only supported, with other formats expected in the future.

        -Force
            When the Force parameter is provided, import will be performed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Import-AzRedisCache imports data in cache and does not return any value. If the PassThru
            parameter is provided then Import-AzRedisCache returns a boolean value indicating the success of the
            operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、SAS URI で指定された BLOB から Azure Cache for Redis にデータをインポートします。

    PS C:\>Import-AzRedisCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -Files @("https://mystorageaccount.blob.core.windows.net/mycontainername/blobname?sv=2015-04-05&sr=b&sig=caIwutG2uDa0NZ8mjdNJdgOY8%2F8mhwRuGNdICU%2B0pI4%3D&st=2016-05-27T00%3A00%3A00Z&se=2016-05-28T00%3A00%3A00Z&sp=rwd") -Force

Azure Cache for Redis をエクスポートするには

Azure Cache for Redis インスタンスからデータをエクスポートするには、Export-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

重要

Import/Export は、Premium レベルのキャッシュでのみ使用できます。 インポート/エクスポートの詳細については、「Import and Export data in Azure Cache for Redis」 (Azure Cache for Redis でデータをインポートおよびエクスポートする) をご覧ください。

Export-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Export-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Export-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Exports data from Azure Cache for Redis to a specified container.


    SYNTAX
        Export-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -Prefix <String> -Container <String> [-Format
        <String>] [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Export-AzRedisCache cmdlet exports data from Azure Cache for Redis to a specified container.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -Prefix <String>
            Prefix to use for blob names.

        -Container <String>
            SAS url of container where data should be exported.

        -Format <String>
            Format for the blob.  Currently "rdb" is the only supported, with other formats expected in the future.

        -PassThru
            By default Export-AzRedisCache does not return any value. If the PassThru parameter is provided
            then Export-AzRedisCache returns a boolean value indicating the success of the operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、Azure Cache for Redis インスタンスから、SAS URI で指定されたコンテナーにデータをエクスポートします。

    PS C:\>Export-AzRedisCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -Prefix "blobprefix"
    -Container "https://mystorageaccount.blob.core.windows.net/mycontainer?sv=2015-04-05&sr=c&sig=HezZtBZ3DURmEGDduauE7
    pvETY4kqlPI8JCNa8ATmaw%3D&st=2016-05-27T00%3A00%3A00Z&se=2016-05-28T00%3A00%3A00Z&sp=rwdl"

Azure Cache for Redis を再起動するには

Azure Cache for Redis インスタンスを再起動するには、Reset-AzRedisCache コマンドレットを使用します。

重要

再起動は、Basic、Standard、Premium レベルのキャッシュでのみ使用できます。 キャッシュの再起動の詳細については、 キャッシュ管理 - 再起動に関するセクションをご覧ください。

Reset-AzRedisCacheで使用可能なパラメーターとその説明の一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    PS C:\> Get-Help Reset-AzRedisCache -detailed

    NAME
        Reset-AzRedisCache

    SYNOPSIS
        Reboot specified node(s) of an Azure Cache for Redis instance.


    SYNTAX
        Reset-AzRedisCache -Name <String> -ResourceGroupName <String> -RebootType <String> [-ShardId <Integer>]
        [-Force] [-PassThru] [<CommonParameters>]


    DESCRIPTION
        The Reset-AzRedisCache cmdlet reboots the specified node(s) of an Azure Cache for Redis instance.


    PARAMETERS
        -Name <String>
            The name of the cache.

        -ResourceGroupName <String>
            The name of the resource group that contains the cache.

        -RebootType <String>
            Which node to reboot. Possible values are "PrimaryNode", "SecondaryNode", "AllNodes".

        -ShardId <Integer>
            Which shard to reboot when rebooting a premium cache with clustering enabled.

        -Force
            When the Force parameter is provided, reset will be performed without any confirmation prompts.

        -PassThru
            By default Reset-AzRedisCache does not return any value. If the PassThru parameter is provided
            then Reset-AzRedisCache returns a boolean value indicating the success of the operation.

        <CommonParameters>
            This cmdlet supports the common parameters: Verbose, Debug,
            ErrorAction, ErrorVariable, WarningAction, WarningVariable,
            OutBuffer, PipelineVariable, and OutVariable. For more information, see
            about_CommonParameters (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216).

次のコマンドは、指定されたキャッシュの両方のノードを再起動します。

    PS C:\>Reset-AzRedisCache -ResourceGroupName "resourceGroupName" -Name "cacheName" -RebootType "AllNodes"
    -Force

次のステップ

Azure での Windows PowerShell の使用の詳細については、次のリソースをご覧ください。