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ハードウェアと製造の概要

このトピックでは、Azure Sphere チップを組み込むボードとモジュールの設計者、およびチップまたはモジュールを組み込む接続デバイスの製造元に関する情報について説明します。

モジュールまたはボードを設計したり、製造の準備をしたりするときは、次の順序で進むことをお勧めします。

  1. MT3620 の状態と現在サポートされている機能について理解します。
  2. MT3620 開発ボードを使用してハードウェアをプロトタイプ化します。
  3. 必要に応じて MT3620 リファレンス ボードの設計 から借りて、ハードウェアを設計します。
  4. Azure Sphere ツールを実行する PC と Azure Sphere チップを組み込んだ製品との間の通信と制御を可能にする プログラミング/デバッグ インターフェイス を開発します。
  5. モジュールまたはカスタム ボードを設計する場合は、無線周波数 (RF) のパフォーマンスを評価して認定します。 RF テスト ツール では、アンテナの構成や周波数など、電子ヒューズで製品固有の無線周波数 (RF) 設定をプログラムする方法と、最適なパフォーマンスを得るために個々のデバイスをチューニングする方法について説明します。 または、Azure Sphere をサポートする RF テスト機器ベンダーと連携することもできます。現在、Microsoft は LitePoint と提携し、MT3620 の RF テスト サポートを提供しています。
  6. Azure Sphere 接続デバイスの ボリュームの製造 とテストを設定します。

補助ツール パッケージは、ハードウェア デザイナーと製造元が利用できます。

  • RF ツール パッケージには、RF テスト機能にプログラムでアクセスするための対話型の RF コマンド ライン ツール、RF 設定チェック ツール、および C ライブラリが含まれています。 また、IP ネットワークで達成可能な最大帯域幅を測定するための iPerf3 ツールも含まれています。 このパッケージが必要な場合は、Microsoft の担当者にお問い合わせください。

  • Manufacturing Samples パッケージには、"デバイス対応のチェック" を実行するためのサンプル スクリプト、複数のデバイスで並列に復旧 (OS の更新) を行うためのサンプル スクリプト、および出荷前にクラウド読み込み用のデバイスを準備するためのサンプル スクリプトが含まれています。 このパッケージは GitHub で入手できます。

    注意

    Azure CLI の同時インスタンスを実行している場合は、 ログ記録を無効 にしているか、Azure CLI がクラッシュしたりエラーが報告されたりする可能性があることを確認してください。

これらのパッケージのいずれかが必要な場合は、Microsoft の担当者にお問い合わせください。

これらのツールとサンプルには、 Azure Sphere SDK が必要です。これには、Azure Sphere チップの管理に使用される他のすべてのツールとユーティリティが含まれています。