Azure Data Studio のデータ コレクションを有効または無効にする
Azure Data Studio には、機能使用状況および診断データを匿名で収集して Microsoft に送信する、インターネット対応機能が含まれています。
Azure Data Studio は、Microsoft に送信され、分析され、Azure Data Studio の品質、セキュリティ、信頼性を向上させるために分析される可能性がある標準的なコンピューター、使用状況、およびパフォーマンスの情報を収集する場合があります。
Azure Data Studio によりお客様の名前や住所が収集されることはありませんが、Azure Data Studio では診断のために 1 人のユーザーを概算するのに役立つデータが (ネットワーク アダプター NIC のハッシュに基づき) 収集されます。
データのプライバシーを確保するために、Azure Data Studio にいくつかの更新が行われました。
- 既存および新規のすべてのユーザーの製品に通知を配置することにより、テレメトリの収集がオプトアウトしやすくなっています。
- 送信されたテレメトリをレビューして分類しています。
- 収集されたデータ (クラッシュ ダンプなど) に対して有効なデータ保持ポリシーが設定されているかどうかを確認しています。
詳細については、「Microsoft プライバシーに関する声明」と「SQL Server のプライバシーの補足情報」を参照してください。
監査機能の使用状況および診断データ
Azure Data Studio で収集された機能使用状況データを表示するには、次のステップに従います。
- Azure Data Studio を起動します。
- コマンド パレットを開き、 [開発者: ログ レベルの設定] コマンドを選択します
- オプションから [トレース] を選択します
- [出力] パネルを開きます (Ctrl + Shift + U)
- ドロップダウンから [ログ (テレメトリ)] を選択します
- メイン メニューで [表示] を選択し、次に [出力] を選択して、 [出力] ウィンドウを表示します。
- [出力] ウィンドウが表示されたら、 [出力元の表示] メニューで [ログ (ウィンドウ)] を選択します。
テレメトリ イベントをトレースすると、イベントもローカル ファイル telemetry.log にログされます。これは、 [開発者: ログ ファイルを開く] コマンドを使用し、ドロップダウンから [テレメトリ] を選択することで表示できます。
テレメトリ レポートを無効にする
使用状況データを Microsoft に送信しない場合は、telemetry.enableTelemetry
ユーザー設定を false
に設定します。
[ファイル]>[ユーザー設定]>[設定] (macOS: [コード]>[ユーザー設定]>[設定] ) の順に移動し、telemetry
を検索し、 [テレメトリ: テレメトリの有効化] 設定を選択解除します。 この設定では、今後、Azure Data Studio のすべてのテレメトリ イベントが無効になります。 設定を無効にした時点までのテレメトリ情報が収集され、送信されている可能性があります。
設定に JSON エディターを使用する場合は、次の行を追加します。
"telemetry.enableTelemetry": false
クラッシュ レポートを無効にする
Azure Data Studio では、発生したクラッシュに関するデータが収集されて Microsoft に送信され、製品やサービスの改善に役立てられます。
Microsoft にクラッシュ データを送信したくない場合は、enable-crash-reporter
ランタイム引数を false
に変更できます。
コマンド パレットを開きます (
kb(workbench.action.showCommands)
)。[ユーザー設定: ランタイム引数の構成] コマンドを実行します。
このコマンドにより、ランタイム引数を構成する
argv.json
ファイルが開きます。"enable-crash-reporter": false
を編集します。Azure Data Studio を再起動します。
拡張機能とテレメトリ
Azure Data Studio を使用すると、Microsoft とサードパーティの拡張機能をインストールすることで、製品に機能を追加できます。 これらの拡張機能は、独自の使用状況データを収集しており、telemetry.enableTelemetry
設定によって制御されていない可能性があります。 具体的な拡張機能のドキュメントを参照して、そのテレメトリ レポートと、それを無効にできるかどうかを確認してください。