フォルダアクセス権限の追加時、継承されたアクセス権限が消失

Question

Windows10のクライアントPCから、Windows Server2016上にある共有フォルダに、 別のドメインユーザについて、フォルダのアクセス権限を付与したところ、当該ユーザは追加できたのですが、 追加したフォルダの上位フォルダから継承されていたユーザが消失してしまいました。

原因は何かわかりますでしょうか。

なお、クライアントPCからでなく、サーバ側でアクセス権限を付与した場合は、 同事象は発生しませんでした。

ちなみに本質問をBINGにしたところ、クライアント側とサーバ側のSMBのバージョンの違いにより発生する可能性があると回答されましたが、引用元のサイトに回答の根拠が見つからず、質問させて戴いております。

Answer 1

はい、ご提示のメッセージは表示されず、継承のユーザが消えます。

Answer 2

後で同じような環境で試してみますね。

Answer 3

試してみました。

• ファイルサーバー：Windows Server 2022 daracenter
• クライアント：Windows 10 Pro
• ドメイン環境、作業ユーザーの権限は Domain Admins

クライアントに作業ユーザーでサインインして、エクスプローラーでサーバーの共有フォルダーにアクセス

アクセス権変更前のフォルダーのアクセス権

継承元の親フォルダーのアクセス権

他のユーザーにアクセス権を付加

 

その後の共有フォルダーのアクセス権

継承されたアクセス権のユーザーと、追加された（継承の無い）アクセス権のユーザーが共に構成されています。

という訳で、書かれている現象は再現しません。

何か環境固有の原因があると思われます。

Process Monitor でログを採取する、当該のフォルダーに監査を掛ける、などの方法で調査してみると良いかもしれません。