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多次元モデルのデータ ソース

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

多次元モデルにインポートするデータまたは読み込むデータは、すべて外部データ ソースから取得されます。 通常、ソース データはレポート用に設計されたデータ ウェアハウスから取得されますが、SSIS パッケージなどの中間を介して直接または間接的にアクセスされるリレーショナル データベースから取得される場合があります。

SQL Server Analysis Servicesのデータ ソース オブジェクトは、外部データ ソースへの直接接続を指定します。 物理的な場所だけでなく、接続文字列、データ プロバイダー、資格情報、および接続動作を制御する他のプロパティも指定します。

データ ソース オブジェクトによって提供される情報は、次の操作で使用されます。

  • データ ソース ビューの生成に使用されるスキーマ情報とその他のメタデータのモデルへの取り込み

  • 処理中のクエリの実行またはモデルへのデータの読み込み

  • ROLAP ストレージ モードを使用する多次元モデルまたはデータ マイニング モデルに対するクエリの実行

  • リモート パーティションに対する読み取りまたは書き込み

  • リンク オブジェクトへの接続と、ターゲットからソースへの同期

  • リレーショナル データベースに格納されているファクト テーブル データを更新する書き戻し操作の実行

多次元モデルを最初から作成するときは、まずデータ ソース オブジェクトを作成します。次に、このオブジェクトを使用して、次のオブジェクト ( データ ソース ビュー) を生成します。 データ ソース ビューは、モデルのデータ抽象化レイヤーです。 通常は、ソース データベースのスキーマを基盤として使用して、データ ソース オブジェクトの後に作成されます。 ただし、他の方法でモデルを作成することもできます。たとえば、キューブとディメンションから作成する方法や、デザインを最適にサポートするスキーマを生成する方法などがあります。

モデルの作成方法に関係なく、各モデルにはソース データへの接続を指定する 1 つ以上のデータ ソース オブジェクトが必要です。 1 つのモデルに複数のデータ ソース オブジェクトを作成して、さまざまなソースのデータを使用したり、特定のオブジェクトの接続プロパティを変更したりできます。

データ ソース オブジェクトは、モデルの他のオブジェクトとは別に管理できます。 データ ソースを作成した後にプロパティを変更し、データが正しく取得されるようにモデルを前処理できます。

トピック 説明
サポートされるデータ ソース (SSAS - 多次元) 多次元モデルで使用できるデータ ソースの種類について説明します。
データ ソースの作成 (SSAS 多次元) 多次元モデルにデータ ソース オブジェクトを追加する方法について説明します。
ソリューション エクスプローラーでのデータ ソースの削除 (SSAS 多次元) この手順で、多次元モデルからデータ ソース オブジェクトを削除します。
データ ソースのプロパティの設定 (SSAS 多次元) 各プロパティとその設定方法について説明します。
権限借用オプションの設定 (SSAS - 多次元) [権限借用情報] ダイアログ ボックスのオプションを構成する方法について説明します。

参照

データベース オブジェクト (Analysis Services - 多次元データ)
論理アーキテクチャ (Analysis Services - 多次元データ)
多次元モデル内のデータ ソース ビュー
データ ソースとバインド (SSAS 多次元)