Azure CLI を使用したローカル ネットワーク ゲートウェイの設定の変更
ローカル ネットワーク ゲートウェイのアドレス プレフィックスまたはゲートウェイ IP アドレスの設定が変わることがあります。 この記事では、ローカル ネットワーク ゲートウェイの設定を変更する方法を説明します。 これらの設定は別の方法で変更することもできます。その場合は、次のボックスから別のオプションを選択してください。
注意
接続があるローカル ネットワーク ゲートウェイを変更すると、トンネルの切断とダウンタイムが発生する可能性があります。
開始する前に
最新バージョンの CLI コマンド (2.0 以降) をインストールします。 CLI コマンドのインストール方法については、「Azure CLI 2.0 のインストール」をご覧ください。
az login コマンドで Azure サブスクリプションにサインインし、画面上の指示に従います。 サインインの詳細については、「Azure CLI を使ってみる」を参照してください。
az login
複数の Azure サブスクリプションを所有している場合は、アカウントのサブスクリプションが一覧表示されます。
az account list --all
使用するサブスクリプションを指定します。
az account set --subscription <replace_with_your_subscription_id>
IP アドレスのプレフィックスを変更する
ローカル ネットワーク ゲートウェイ IP アドレスのプレフィックスを変更するには (ゲートウェイに接続していない場合)
P アドレスのプレフィックスを追加または削除するときに、まだゲートウェイに接続がない場合は、az network local-gateway create を使ってプレフィックスを更新できます。 現在の設定を上書きするには、ローカル ネットワーク ゲートウェイの既存の名前を使用します。 別の名前を使用した場合には、既存のゲートウェイが上書きされずに、新しいローカル ネットワーク ゲートウェイが作成されます。 このコマンドは、VPN デバイスのゲートウェイ IP アドレスの更新にも使用できます。
変更を加えるたびに、変更するプレフィックスだけでなく、プレフィックスの一覧全体を指定する必要があります。 今回は、保持する必要があるプレフィックスだけを指定します。 この場合、10.0.0.0/24 と 10.3.0.0/16 です
az network local-gateway create --gateway-ip-address 23.99.221.164 --name Site2 -g TestRG1 --local-address-prefixes 10.0.0.0/24 10.3.0.0/16
ローカル ネットワーク ゲートウェイ IP アドレスのプレフィックスを変更するには (ゲートウェイに接続している場合)
ゲートウェイに接続している状態で IP アドレスのプレフィックスを追加または削除する場合には、az network local-gateway update を使ってプレフィックスを更新します。 これに伴い、VPN 接続のためにある程度のダウンタイムが発生します。
変更を加えるたびに、変更するプレフィックスだけでなく、プレフィックスの一覧全体を指定する必要があります。 この例では、10.0.0.0/24 と 10.3.0.0/16 が既に存在します。 更新にあたっては、追加する 10.5.0.0/16 と 10.6.0.0/16 も含め、プレフィックスを 4 つともすべて指定します。
az network local-gateway update --local-address-prefixes 10.0.0.0/24 10.3.0.0/16 10.5.0.0/16 10.6.0.0/16 --name VNet1toSite2 -g TestRG1
ゲートウェイの IP アドレスを変更する
ローカル ネットワーク ゲートウェイの "gatewayIpAddress" を変更するには
VPN デバイスのパブリック IP アドレスを変更する場合は、更新された IP アドレスでローカル ネットワーク ゲートウェイを変更する必要があります。 ゲートウェイを変更するときは、必ずローカル ネットワーク ゲートウェイの既存の名前を指定してください。 別の名前を使用した場合には、既存のゲートウェイ情報が上書きされずに、新しいローカル ネットワーク ゲートウェイが作成されます。
ゲートウェイの IP アドレスを変更するには、az network local-gateway update コマンドを使用します。値 "Site2" と "TestRG1" は独自の値に置き換えてください。
az network local-gateway update --gateway-ip-address 23.99.222.170 --name Site2 --resource-group TestRG1
出力に表示されている IP アドレスが正しいことを確認します。
"gatewayIpAddress": "23.99.222.170",
次の手順
ゲートウェイの接続を確認することができます。 「 Verify a gateway connection (ゲートウェイの接続を確認する)」を参照してください。