ガートナー社、マイクロソフトを aPaaS の分野で "リーダー" と認定
このポストは、1 月 22 日に投稿された Gartner Recognizes Microsoft as an Application Platform as a Service Leader の翻訳です。
2013 年は、Windows Azure にとってすばらしい年となりました。ユーザーの使用量は毎月記録を更新し、4 月には Windows Azure インフラストラクチャ サービスの一般提供開始という大きな目標を達成して、これまでにないほどのご好評をいただきました。2014 年 1 月 7 日に公開された「Magic Quadrant for Enterprise Application Platform as a Service (エンタープライズ aPaaS のマジック クアドラント)」 (英語) では、マイクロソフトがエンタープライズ向けの aPaaS (サービスとしてのアプリケーション プラットフォーム) 市場において "リーダー" に位置付けられるとガートナー社に認定されました。この快挙を皮切りに、2014 年は一層充実した年となるでしょう。
企業ユーザーのお客様からは、既存のアプリケーションの開発、テスト、およびホスティングに使用するインフラストラクチャ サービスと同様に、新しいアプリケーションの開発が行えるクラウド サービス プラットフォームを望む声をいただいていました。Windows Azure は、aPaaS のマジック クアドラントでは "リーダー"、2013 年 8 月 19 日の クラウド IaaS マジック クアドラント (英語) では "概念先行型" と位置付けられており、そうした評価は、これらのシナリオ全体にわたるマイクロソフトのビジョンの完全さと、それよりもはるかに重要な事項である、企業ユーザーのお客様の短期的、長期的ニーズを満たす実現能力が認められたものであると考えます。この件では、Windows Azure が、新規にサインアップしたユーザー数やプラットフォームに格納されているデータ量などにおいて、次のように過去 6 か月間で急速に成長した点に注目されています。
- 1 週間あたり 8,000 の新規ユーザーがサインアップ
- 2000 年に全世界で使用されたサーバーコンピューティング以上のコンピューティングを Windows Azure で使用
- 6 ~ 9 か月ごとにコンピューティングの需要が継続して倍増
- 有史以来発行された印刷物の総計以上の情報量を Windows Azure が格納
Windows Azure の大きな目標
マイクロソフトは、クラウドファーストの戦略により、2014 年度第 1 四半期で企業向けクラウド ビジネスにおいて 103% の収益増加を達成 (英語) しました。弊社では、開発者および IT 部門のニーズを満たすためにツール、管理製品、サーバー プラットフォームを Windows Azure と統合することで、クラウド OS ビジョンの遂行に引き続き取り組んでまいります。
開発者はシームレスなクラウド開発エクスペリエンスを求め続けています。これに対応して、先月リリースした Visual Studio 2013 では、コードを作成し、Azure に直接デプロイし、Azure 管理ポータルへ移動しないでも自身の環境を管理できる機能が実現されました。
また、クラウド ネイティブなアプリケーションを使用した新たなビジネス バリューの提供を試みるお客様に向けて、昨年 1 年間にモバイル サービス、メディア サービス、Web サイトなどの 200 以上の新サービスが Windows Azure に追加されました。さらに、昨年はデータセンターの設置地域を世界中に拡大する取り組みも継続し、中国本土でのサービスが開始されたと共に、日本、オーストラリアおよびブラジルでのサービス開始を予定しています。
オープンで柔軟性の高い Windows Azure
Windows Azure は、マイクロソフトに変化をもたらす要因でもあります。マイクロソフトは、自社所有のものではないテクノロジを採用し、サポートを開始しました。これには、Node.js、Java、PHP、Python などの新しいフレームワークや言語と、SUSE、CentOS、Ubuntu などの Windows 以外のオペレーティング システムが含まれます。これにより、iOS や Android などのマイクロソフト以外のモバイル デバイス用の開発が、Windows Azure 環境でも可能になりました。また、先日提携した Oracle とのパートナーシップにより、Windows Azure は Oracle データベースおよび Oracle WebLogic Server 用として最も包括的かつ完全にサポートされたクラウド プラットフォームとなりました。これらはすべて、Windows Azure を誰にでもご利用いただけるクラウド プラットフォームにするための取り組みです。
お客様の導入事例
Windows Azure を導入されたお客様の多くが成功を収めています。下記の事例をお読みいただくと、それぞれのお客様がクラウドをどのように活用したかをご理解いただけます。
- マンパワーグループ株式会社 : Microsoft SQL Server 2012 AlwaysOn によるバックアップ サーバーを、Windows Azure によるクラウド上に配置
- 株式会社サンリオ : 一極集中していた自社システムから、ハイブリッド クラウドによる ディザスタ リカバリと統合環境の布石を実現
- 株式会社セカンドファクトリー : クラウド × マルチ デバイスの利便性を、全国の飲食店へ。投資を抑え、スピーディーに展開できるクラウド型オーダー システム「QOOpa」を、Windows Azure で実現
- キンコーズ・ジャパン株式会社 : 理想的なオンデマンド プリンティング サービスの実現に向けて、Windows Azure を採用。PaaS と IaaS のそれぞれの利点を活かし、既存システムとの連携など、あらゆる要件を満たすシステムをスピーディーかつ低コストに構築
- 株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー : 転職希望者向け登録 Web サイトを、Windows Azure によってクラウド化 市場ニーズの変化に即応可能な柔軟さと堅牢なセキュリティ、そして圧倒的なコスト ダウンを実現
- 株式会社マインドパレット : 成長段階に合わせたクラウド選択。日本の "カワイイ" を世界に発信する写真共有アプリ「Snapeee」を、AWS から Windows Azure へ移行し、データベース コストを約 20% 削減
- トヨタ自動車株式会社 : トヨタとお客様を直接つなぎ、さらに豊かなカーライフの創造へ。"GAZOO.com" 再構築からはじまるユーザー参加型のトヨタ インターネット コミュニケーション プラットフォームを新たに SharePoint と Windows Azure 仮想マシンによって構築
マイクロソフトは、aPaaS 市場における弊社の実行能力と先見性の完全さについてガートナー社の高い評価を得たことを光栄に思います。また、2014 年はさらに Windows Azure に新しいサービスを導入し、敏捷性に優れたクラウドをお客様にご活用いただけるように努めてまいります。ガートナー社による、エンタープライズ aPaaS のマジック クアドラント レポートの全文は、こちらのページ (英語) でお読みいただけます。
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