Windows Azure のアジア地域への拡大
このポストは、5 月 22 日に投稿された Microsoft announces major expansion of Windows Azure services in Asia の翻訳です。
これは、Microsoft Server & Tools Business President の Satya Nadella からのメッセージです。
クラウド コンピューティングへの需要が世界的に高まるにつれ、Windows Azure も同様に成長を遂げつつあります。マイクロソフトは、ハイブリッドクラウドの利点を提供できる唯一のスケーラブルなパブリッククラウドプロバイダーで、中国、日本、および、オーストラリアというアジア地域に Windows Azure の施設を拡張するために、数億ドルの投資計画を発表できることを嬉しく思います。
先日上海において、マイクロソフト CEO の Steve Ballmer は中国の 21Vianet が運用する Windows Azure サービスのパブリック プレビューの利用を 2013 年 6 月 6 日からサインアップを開始することを発表しました。今回の中国での発表は、2012 年 11 月 1 日に上海市政府および 21Vianet とマイクロソフトとの間で交わされた合意に基づいたものです。マイクロソフトは、クラウド テクノロジを中国で提供する最初の多国籍組織となります。2013 年 6 月 6 日以降、こちらの Web サイト (https://www.windowsazure.cn (中国語) ) にて無料評価版へのサインアップが開始されますので、ぜひご利用ください。
また今回、Steve Ballmer は日本に新たな主要リージョンとして、東日本 (関東地区) と西日本 (関西地区) の 2 つのサブリージョンを設定するという構想を発表しました。また、それに先立って発表されたのが、オーストラリアに新たな主要リージョンとして南ウェールズとビクトリアの 2 つのサブリージョンを設定するという構想です。こうした新しいリージョンの導入により、日本とオーストラリアのお客様に Windows Azure およびその災害復旧機能の利用やデータ主権への対応といったメリットを提供できるようになると共に、リージョン内の展開先におけるパフォーマンス向上も実現されます。オーストラリアと日本のお客様には、Window Azure の利用をすぐに開始していただけます。オーストラリア、および、日本のお客様は、本日でも Windows Azure の利用を開始し、理解することができ、各リージョンが利用可能になった際には、同一のサービスをご利用いただけるようになります。
アジア地域(日本を除く)のクラウド コンピューティング市場は 2016 年までに 163億ドルに達すると予想されています (IDC による調査)。この需要を満たすために、新しいリージョン、および、21Vianetによるオペレーションの中国でのWindows Azure提供に向けて、邁進していきます。詳細については、ラウンチに近くなりましたら、お知らせいたします。我々の全世界的なネットワーク、現在のシンガポール・香港の地域、今回の地域拡張により、アジア地域、および、全世界での大規模なクラウド コンピューティングの需要に対応してまいります。魅力的な発表が相次ぎましたが、ご興味をお持ちになったお客様は、次のリンクから各情報の詳細をご覧ください。