TFS の自習書ホワイトペーパーをマイクロソフト サイトからダウンロード可能に。
以前にもお知らせした InfoQ サイトで公開されている Team Foundation Server の自習書ホワイトペーパーをマイクロソフトのサイトからダウンロードで入手いただけるようになりました。
ダウンロードは、Visual Studio 関連のホワイトペーパーのページで公開済みです。ここでは直リンクもご案内します:
Team Foundation Server ではじめるアジャイル開発 自習書ホワイトペーパー
アジャイル開発としていますが、こちらは、スクラムをベースにして TFS 2010 でプロジェクト運営をどう行えるかを解説しています。また、試用環境があれば手順に従い、学習いただけるように構成されています。また、スクラムは、薄いフレームワークですので、スクラム固有の表現をご自身のよく知っている開発プロセスに置き換えることで、どのような開発プロセスでも汎用的に理解することができます。要するに開発プロセスに依存することなく、TFS 2010 の効果と仕組みを学習いただけます。
逆に言うと、TFS 2010 は開発プロセスに依存せず、どのような開発プロセスでも共通するコアな部分をサポートしてくれています。開発作業はどこの切り口、どのロールの仕事でも、要素はシンプルです。
人(Role)、作業(Activity)、成果物(Work Products)
でしか構成されていません。
TFS は、成果物と作業を効果的に取り扱う仕組みがあり、プロセステンプレートとガイダンス、各種のレポートで、これらに関わる人を導いてくれます。
話しをもとに戻しますが、ホワイトペーパーでは、各ロールごとの作業にフォーカスを当てて、もっとも使いやすいツールと共に、TFS を活用する方法も示されています:
- プロジェクト管理者 / プロダクト オーナー:
Excel を使った要求とタスクの管理(プロダクト バックログとスプリント バックログ)。エンジニアのワークロード マネージメント。 - 開発者:
Visual Studio、Eclipse を使った効率的かつ、コラボレーティブな開発と継続的インテグレーション。 - テスト担当者:
Microsoft Test Manager を使った効率的なテスト計画、実行、結果とバグ起票。
このホワイトペーパーで、TFS のすべての魅力が盛り込まれているわけではありませんが、まずつかんでおいていただきたい魅力は盛り込まれています。ここでは触れられていない Lab Management や、Visual Studio の各エディションに含まれる機能との連携、Ant/Maven を用いたビルドや JUnit テスト フレームワークの自動ビルドでの活用、.NET/Java SDK によるツールの開発や拡張、OData Service によるよりオープンな接続など、TFS には語りきれないほどの奥深さと、柔軟性、可能性があります。それでいて可能な限りシンプルに見せてくれているのも TFS の魅力ではないでしょうか。
まずは、こちらの自習書ホワイトペーパーをダウンロードいただき、ご一読ください。