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WPC での最新情報: Microsoft Azure パートナー向けの新しいプログラムの発表と今後の動向

このポストは、7 月 14 日に投稿した News from WPC: Microsoft Azure Partner Opportunity and Momentum の翻訳です。

現在ワシントン DC で開催されているパートナー向けカンファレンス、Worldwide Partner Conference (英語) では、初日から Microsoft Azure パートナー向けのさまざまな新情報が発表されています。クラウド型の IT サービスへの支出が 2017 年までに 1,070 億ドルに達すると予想される中、Azure の導入も加速を続けています。実際、Fortune 500 企業の 57% 以上が Azure を採用しており、新規登録件数は毎週平均で 8,000 件以上にも上っています。Azure 上でアプリケーションを実行しているパートナー企業は既に 3,500 社を超え、Microsoft Open Technology VM Depot (英語) では Azure にデプロイ可能なオープン ソース イメージを 1,100 以上、Azure Data Marketplace ではアプリケーションやサービスを 800 以上も提供しています。また、年末までに、Azure は世界 16 の地域で提供されることが発表されています。これにより、Azure は他のどの大手クラウド プロバイダーよりも多くの地域で皆様にご利用いただけるようになります。

Microsoft Azure Certified

この流れを受けて、マイクロソフトのコーポレート バイス プレジデントを務める John Case は WPC の壇上で、Microsoft Azure Certified プログラムを発表しました。

この新しいロゴ認定プログラムにより、マイクロソフトのパートナーの皆様にとっては、Azure 上でアプリケーションやサービスの販売を促進するチャンスが大きく広がります。このプログラムは、Microsoft Azure Certified for Virtual Machines としてスタートします。パートナーの皆様は、Azure 管理ポータルからデプロイ可能な、既存ライセンスを使用する構成の単一の Virtual Machines からアプリケーションを提供することができます。既に、Oracle、SAP、Azul Systems、Bitnami、Riverbed Technologies、Barracuda の各社が早期メンバーとしてこのプログラムに参加しています。このプログラムは来年中をめどに拡張され、さらに多くの機能が提供される見込みです。

アプリケーションの認定を取得したパートナーの皆様は、世界中の Azure ユーザーに向けてアプリケーションを公開することができます。これらのアプリケーションは、マイクロソフトのソリューションと並んで公開され、パートナー製品として信頼性が保証されます。このため、通常なら莫大なマーケティング予算を投下しないとターゲットにすることが難しい企業、たとえば、Microsoft Enterprise Agreement を通じて Azure を購入するような大企業にも、アプリケーションを提供することができます。

ゆくゆくは、従量課金制や期間指定のトライアルも実装される予定です。もちろん、パートナー側での開発は一切不要です。これらのサービスの使用料は、Azure サービスの請求額に含まれることになります。この認定プログラムは、そのアプリケーションが、マイクロソフト クラウド プラットフォーム (Azure パブリック クラウド上、またはサービス プロバイダーによるホスティング) で利用でき、互換性が検証済みであるという強力な品質保証となります。

このプログラムに参加することで、セールスおよびマーケティング ツールのほか、Sales Accelerator Toolkit (英語)セルフサービス型のマーケティング ポータル (英語)Azure ソーシャル メディア フィード (英語) などのサービスもご利用いただけます。さらに、Azure DevCamps (英語) などの技術トレーニングを受講する特典もあります。これらのトレーニングでは、現在のフレームワークやプラットフォームを利用して、パブリック クラウドまたはハイブリッド クラウド向けのアプリケーションを顧客に提供する方法を学ぶことができます。

Microsoft Azure Certified プログラムの提供開始によって、マイクロソフトのパートナーの皆様は、アプリケーションをより簡単にクラウドに移行できるようになります。プログラムの詳細と要件については、こちらからご確認ください。

Microsoft Azure パートナー向けのその他のプログラムの発表について

Azure Certified は、アプリケーション開発者のエコシステムを活用することを目的としていますが、パートナーの皆様のエコシステムの拡大により、さまざまなプログラムを通じて Microsoft Azure を基盤とするビジネスを構築し、顧客のクラウド サービスへの期待を活用することができます。

以前に発表したように、8 月以降、Open License をご利用のパートナーの皆様は、Azure の Open License をご利用いただけるようになります。さらに、MSP (Managed Service Provider) の皆様は、Azure 管理ポータル経由で Enterprise Agreement を利用して、製品ポートフォリオに Azure サービスを追加することが可能です。パートナーの皆様が管理する製品には、アプリケーションから包括的なクラウドベースの IT 製品まで幅があります。

マイクロソフトとパートナーの皆様のエコシステムには、顧客にハイブリッド ソリューションを提供できるという強みがあります。このハイブリッド ソリューションでは、慣れ親しんだ方法で、マイクロソフトと Cloud OS Network パートナーが提供するクラウド サービスに顧客のオンプレミスの資産を統合することができます。

最後に、WPC で発表された Microsoft Cloud Solution Provider Program (英語) についてもご紹介します。Azure を組み込むタイミングはまだ検討中ですが、最終的には、マイクロソフトのすべての商用クラウド サービスがこのプログラムに統合される予定です。今後数か月の間に適切なツールとエクスペリエンスを構築し、さまざまなクラウド サービスおよびプラットフォーム機能を世界中の市場に公開していきます。

今こそ Microsoft Azure を導入する絶好のチャンスです。WPC を皮切りに、これからの 1 年間、パートナーの皆様の Azure への期待、Azure を導入した影響、成功事例などをお聞かせいただくことを楽しみにしています。