共用方式為


WMSが17プロセッサ以上で動作しない件(2266253)

最近論理プロセッサが24個などのシステムで Windows Media Services (WMS) を動作させようとしたら動作しないというお問い合わせが増えています。

例えば、Hyper Threading 対応 6コア Xeon をデュアルで搭載しているシステム(論理プロセッサ数24)などが該当します。

WMS (WMS9, WMS2008, WMS2008R2 のすべて) が設計上対応している論理プロセッサ数の上限は16となっています。

この点につきましては、先日サポート技術情報 2266253 を公開しました。

Article ID: 2266253 - Last Review: June 29, 2010 - Revision: 1.0

Windows Media Services does not support more than 16 processors

https://support.microsoft.com/kb/2266253

回避策は以下の通りです。

  1. レジストリエディタで HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Media を開きます。
  2. その配下にキー Platform を作成します。
  3. その配下にサブキー Threads を作成します。
  4. その配下にDWORD値 NormalWorkerThreadsPerProc を作成し、値を1にセットします。
  5. 同じくDWORD値 IdleWorkerThreadsPerProc を作成し、値を1にセットします。

この設定により32プロセッサまで対応いたします。33プロセッサ以上は設計上の制限により対応していません。

お手数をおかけして恐れ入りますが、どうかよろしくお願いいたします。