2015 年 10 月度に公開された KB3055034 適用後、Office 2010 アプリケーションがクラッシュする問題について
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2015/12/9 に更新しました。
本 blog 記事で説明した問題は、2015 年 12 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3114399) で修正されました。
詳細は、以下の blog 記事をご覧ください。
タイトル : 2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) と 2015 年 11 月度のセキュリティ更新プログラム MS15-116 (KB3101521) 適用後、Office 2010 がクラッシュする問題が修正されました
アドレス : https://blogs.technet.com/b/sharepoint_support/archive/2015/12/09/fixed-the-issue-of-kb3055034-and-kb3101521-for-office-2010.aspx
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こんにちは Office サポートの荒井です。
すでに Office 365 コミュニティ サイトに記事が掲載されておりますが、2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) が適用された Office 2010 がインストールされたクライアント端末で、オンプレミスの SharePoint (2010,2013 に依存せず) サイトや、SharePoint Online、WebDAV 機能が有効になっている Web サイトから Word や Excel、PowerPoint ファイルを開く際、ファイルが開かずに Word や Excel、PowerPoint アプリケーションが異常終了する現象が確認されています。
タイトル : KB3055034 適用後、Office 2010 アプリケーションがクラッシュする問題について
アドレス : https://community.office365.com/ja-jp/f/347/t/414294
こちらの事象につきましては、ユーザー名/パスワードの入力を求める認証ダイアログが表示される場合に発生することを弊社でも確認しており、現在、調査を進めております。
この問題に対する弊社での対応状況については、進展があり次第、本記事を更新する予定です。
お客様にはご不便とご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
現時点の回避策につきましては、コミュニティ サイトの記事に記載されているとおり、以下いずれかの方法となります。
お手数ではございますが、お客様環境に併せていずれかの回避策でのご対応をお願いいたします。
~ KB3055034 を適用された場合の回避策 ~
Internet Explorer の [信頼済みサイト] に登録する、あるいは、[ローカル イントラネット] に登録する
2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) をアンインストールする
SharePoint サイトから直接開かずに、一度ローカルにダウンロードしてから開く
~ 補足 ~
“1." の方法を実施しても、認証ダイアログが表示されてしまう場合は、本事象を回避することができません。
この場合、”2.” あるいは “3.” の方法での回避をご検討くださいますようお願いいたします。
~ 補足 : 2015/11/11 追記 ~
日本時間で、本日 11 月 11 日 (水) に公開された月例のセキュリティ更新プログラムの中に、Office 2010 の共通コンポーネント MSO.dll を対象としたセキュリティ更新プログラムが公開されました。
セキュリティ情報 : マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-116 - 重要
タイトル : リモートでのコード実行に対処する Microsoft Office 用のセキュリティ更新プログラム (3104540)
アドレス : https://technet.microsoft.com/library/security/ms15-116
本セキュリティ更新プログラムには、今回の原因となった 2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) で発生する現象に対する修正は含まれておりません。
本日公開されたセキュリティ更新プログラムは、セキュリティの問題に対する対応を優先し公開が行われました。
このため、本セキュリティ更新プログラムが Windows Update を通じて自動適用された場合、今回と同じ強制終了の問題が発生する可能性がございます。
お客様には再び同じ問題によるご迷惑をおかけしてしまう可能性がありますこと、重ねて深くお詫び申し上げます。
なお、本日公開予定の Office 2010 の共通コンポーネント MSO.dll を対象としたセキュリティ更新プログラムの適用により、同問題が再発した際は、セキュリティ更新プログラムという性質上、当該セキュリティ更新プログラムのアンインストールは推奨しておりません。
お手数をおかけしてしまい大変申し訳ございませんが、以下の対応による回避をご検討くださいますようお願いいたします。
~ セキュリティ更新プログラム MS15-116 を適用した場合の回避策 ~
1. Internet Explorer の [信頼済みサイト] に登録する、あるいは、[ローカル イントラネット] に登録し、認証ダイアログが表示されないように構成する。
(この設定を実施しても、認証ダイアログが表示されてしまう場合は、この方法での対応はできません。)
2. SharePoint Online サイトから直接開かずに、一度ローカルにダウンロードしてから開く。
なお、当該セキュリティ更新プログラム適用後に発生する可能性がある強制終了の問題について、本ポート技術情報内に以下内容で記載されております。
文書番号 : 3101521
タイトル : MS15-116: Description of the security update for Office 2010: November 10, 2015
アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3101521
-- 該当箇所抜粋 --
Note You may experience the following issue after you install this update:
Assume that you are prompted for credentials when you try to open a document from SharePoint in an Office 2010 application. After you enter the credentials, the Office 2010 application crashes. This issue occurs because the update KB3055034 is cumulatively included in this update.
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