英語版Visual Studioでも、日本語のテンプレートが入っています
これは以前のバージョンからそうなのですが、VC++のMFCアプリケーションを作成する際には、マルチ言語開発環境がサポートされています。
Visual Studioを立ち上げて、新規プロジェクトの作成から、Visual C++ のMFC Applicationを選択すると、アプリケーションのスケルトンを定義するためのウイザードが起動します。
このウイザードの中で、2番目のダイアログの中に、以下のように言語を選択するドロップダウンがありますので、ここを日本語にすると・・
以下のように、コードを記述するためのテンプレートには日本語コメントが入ったものが表示されます。
もちろん、韓国語を選択すれば韓国語のコメントが表示されますし、フランス語を選択すればフランス語になります。
これは、英語版Visual Studioでなくとも、すべての言語版のVisual Studioで、9か国語のテンプレートをサポートしています。したがって、日本語版のVisual Studioを使って、ドイツ語のテンプレートを使用することも可能です。
さて、このMFC アプリケーションですが、バージョンを重ねることにリッチなスケルトンが作成できるようになっています。
今回も、デフォルトでは Visual Studio 2008 のIDEのようなスケルトンが生成されるようになっていますので、MFC アプリケーションをデフォルトで、日本語UIを選択して作成し、XXXView.cpp (XXXはプロジェクト名)の中の、OnDrawメソッドを以下のような単純なコードを追加して実行すると
CRect rect;
GetClientRect( &rect); // 表示エリアのサイズを取得
// テキスト出力
pDC->DrawText( (CString)"自作アプリにこんなリッチなUIが!", rect, DT_SINGLELINE | DT_CENTER | DT_VCENTER);
こんな感じの、非常に豪華なUIが、自作アプリケーションに盛り込まれたことが確認できます。
もちろん、従来のシンプルなスケルトンを生成することも可能です。