Data Protection Manager 2007 のインストールと環境設定
1 Data Protection Manager 2007 のインストール(約20分)
1.1 Windows Server 2008 をインストール
1.2 IPアドレスを設定する 「192.168.3.13 / 24」
1.3 DNS を設定する 「192.168.3.1」
1.4 Example.jp ドメインに参加させる
1.5 コンピュータ名を設定する 「DJDPM01」
1.6 再起動
1.7 ドメインの管理者でログオン(administrator / xxxxxxxx)
1.8 SQL Server のサービスアカウントを再設定(第5章 1.8 サービスアカウントの構成)
1.9 パッケージのルートフォルダにある「setup.exe」をダブルクリックして実行する
1.10 [Data Protection Managerのインストール]をクリック
1.11 「ソフトウェアライセンス条項」画面が表示されるので、使用許諾契約に同意して[次へ]をクリックする
1.12 「ようこそ」画面が表示されるので[次へ]をクリックする
1.13 「前提条件を確認する」画面で前提条件が満たされていることを確認して「次へ」をクリック
1.14 「製品登録」画面で「ユーザー名」と「会社名」を入力して[次へ]
1.15 「インストールの設定」画面
1.15.1 「DPMのインストール先フォルダ」を指定(今回は既定のまま)
※DPMの復旧を容易に行うにはシステムボリュームを使用しないことが推奨されている
1.15.2 「SQL Serverの設定」で[SQL Server の既存のインスタンスを使用する]を選択する
1.15.3 [次へ]をクリック
1.16 「SQL の設定」画面
1.16.1 インスタンス名を指定「DJDPM01\MSSQLSERVER」
※別のインスタンス名でインストールした場合には、そちら指定する
※DPMの既定のインスタンス名は 「MS$DPM2007$」
1.16.2 接続ユーザー を指定する
1.16.2.1 ユーザーID :administrator
1.16.2.2 パスワード : xxxxxxxx
1.16.2.3 ドメイン名 :example.jp
1.17 「セキュリティ設定」画面で、自動的に作成されるローカルアカウントのパスワードを設定して[次へ]をクリックする
1.18 「Microsoft Update オプトイン」画面で、Microsoft Update サイトへの接続方法を選択して[次へ]をクリックする
1.19 「カスタマ エクスペリエンス 向上プログラム」画面で、「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」への参加可否を選択して[次へ]をクリックする。
1.20 「設定の概要」画面で設定内容を確認し、問題がなければ [インストール]ボタンをクリックする
1.21 インストールの途中で「このプログラムには互換性の問題があります」と表示されたら「今後表示しない」をチェックし、「実行する」をクリックする
1.22 インストール 画面が表示されるのでしばらく待つ
1.23 正常にインストールが完了したら再起動
2 Data Protection Manager 2007 管理シェルのインストール(ご参考)
本体インストールと同時に実行されるが、管理シェル単体でインストールすることが可能ですDPM本体をインストールすると管理シェルも自動的にインストールされる。管理シェルだけ単体でインストールすることも可能。
2.4 パッケージのルートフォルダにある「setup.exe」を実行
2.5 [DPM管理シェルのインストール]をクリック
2.6 使用許諾契約書に合意
2.7 「ようこそ」画面で「次へ」をクリック
2.8 「前提条件を確認する」画面で前提条件チェックがパスしたことを確認し「次へ」をクリック
2.9 「インストールの設定」画面でインストールフォルダを確認して「インストール」をクリック
2.10 「Microsoft Update のオプトイン」画面でアップデートの方法を選択して「次へ」をクリック
2.11 インストールが正常に完了したことを確認して「閉じる」をクリック
3 Reporting Service の動作確認
3.1 以下のURLに接続して、エラーが出ていないかどうかを確認する
https://djdpm01/reportserver/
https://djdpm01/reporting/
4 Data Protection Manager 2007 の環境設定~記憶域プールの割り当て
ご参考 ストレージプールの容量算出について
DPM Storage Calculator が用意されている。バックアップ対象とするボリュームの約3倍が目安。
※ストレージプールは、それだけが使用する領域であること(初期化されるため)
4.1 DPMサーバーのローカル管理者権限を持つアカウントでDPMサーバーにログオン(example\administrator / P@ssword)
4.2 デスクトップの「Microsoft System Center Data Protection Manager 2007」をダブルクリックして管理コンソールを起動する
4.3 管理コンソールの[管理]タブを開く
4.4 [ディスク]タブを開く
4.5 「操作」ペインから [追加] をクリック
4.6 「記憶域プールへのディスク追加」画面
4.6.1 画面左側のリストには利用可能なディスク領域一覧が表示されるので、記憶域プールとして使用する領域を選択する
4.6.2 [追加]をクリックして、選択されたディスクに移動する
4.6.3 [OK]をクリックする
4.7 選択されたディスクが「基本ディスク」の場合には「ダイナミックディスク」に変換する旨のダイアログが表示されるので [はい] をクリック
4.8 管理コンソールの [ディスク] タブには追加した記憶域プールが表示される
6 Data Protection Manager 2007 の環境設定 ~ 保護エージェントのインストール
6.1 Data Protection Manager の管理コンソールで [管理]タブをクリック
6.2 [エージェント] タブをクリック
6.3 [操作] ペインから [インストール] をクリックして「保護エージェントのインストールウィザード」を起動する
6.4 ドメイン内のコンピュータが自動的に検索され、コンピュータ一覧に表示されるので、エージェントをインストールしたいコンピュータを選択して[追加]ボタンをクリックする。
6.5 「資格情報の入力」 画面
エージェントをインストールすることができる管理者権限をもったユーザーIDとパスワードを指定する
6.6 [次へ] をクリック(次の画面が表示されるまで1分程度)
6.6.1 もし エラー 277 が表示された場合には「リモート管理」と「WMI」がインストール先のコンピュータで許可されていない可能性があるので、Firewallの設定を見直す。 警告 405 が表示された場合はクラスタシステムに関する注意書きを読む。
6.7 「再起動の方法を選択する」画面
6.7.1 保護エージェントインストールに再起動するかどうかを選択する。今回は「再起動する」を選択する。
6.7.2 [次へ]をクリック
6.8 「概要」画面
6.8.1 [インストール]をクリックする
6.8.2 正しくインストールが終了すると、コンピュータ単に「成功」フラグが表示される
6.8.3 [閉じる]をクリックして終了
6.9 管理コンソールにはエージェントをインストールしたコンピュータの一覧が表示されているが、再起動するまでは「再起動が必要」と表示される
6.10 エージェントをインストールしたコンピュータを再起動
6.11 管理コンソール上の各コンピュータのフラグが「OK」と表示されることを確認する
7 Data Protection Manager 2007 の環境設定 ~ 保護グループの作成
保護グループの作成を行うことで、リソースのバックアップスケジュールが作成され初期バックアップが行われる
7.1 業務システムの保護グループ作成
7.1.1 「Data Protection Manager の管理コンソール」を起動
7.1.2 [保護]タブをクリックして「保護グループ」の管理画面を表示する
7.1.3 [操作] メニューから[保護グループの作成]を選択する
7.1.4 「新しい保護グループウィザードの開始」ウィザードが起動するので、[次へ]をクリック
7.1.5 「グループメンバを選択します」画面が表示され、「利用可能なメンバ」一覧には、エージェントがインストールされているコンピュータが表示される
7.1.6 表示されているコンピュータの「+」をクリックして展開すると、コンピュータが持つバックアップ可能な資源がツリーで表示される
7.1.7 ここで、業務システムを構成する資源を選択して[次へ]をクリックする
もし資源の選択中に、「エラーID 31008 」が表示されたら、管理コンソールの「管理」で保護コンピュータの「状態の更新」を行うとよい。DPMは30分に1回程度各保護コンピュータの構成情報を自動更新するが、エージェントのインストール直後は、これが行われていない可能性がある。
7.1.8 「データ保護方法の選択」画面
7.1.8.1 保護グループの名前を入力する
7.1.8.2 データの保護方法を選択する 「ディスク」
7.1.8.3 [次へ]をクリックする
7.1.9 「短期的な目標値の指定」画面
7.1.9.1 [保存期間]を「5日」とする
7.1.9.2 同期の間隔を「15分」とする(15分*24時間*5日=480コピー)
7.1.9.3 ファイル回復ポイントでは 既定のまま
7.1.9.4 アプリケーション回復ポイント では、完全バックアップを行うタイミングを指定する。
7.1.9.5 データベースの「高速完全バックアップ」のタイミングを指定する。
7.1.9.6 [次へ]をクリック
7.1.10 「ディスク割り当ての確認」画面
7.1.10.1 [変更]ボタンをクリック
7.1.10.1.1 「ディスク割り当ての変更」画面で 各資源に割り当てられた容量と保存先を確認する
7.1.10.2 [次へ]をクリック
7.1.11 「レプリカ作成方法を選択する」画面では、初期バックアップを取得するタイミングを指定する。今回は既定のまま(自動的に今すぐ)を指定して[次へ]をクリック
7.1.12 「概要」画面で設定内容を確認し[グループの作成]クリック
7.1.13 保護グループの作成と初期バックアップ(レプリカ)作成が行われる(2分程度)
7.1.14 全てのステータスが「成功」したら[閉じる]をクリックして完了する。管理コンソール上では各資源のレプリカ作成が継続中となっている。
7.1.15 以降は、作成したスケジュールに従ってバックアップが行われる