共用方式為


MDM for Office 365 のセットアップを意図せず有効化してしまった場合においても既存環境への影響はございません

 

こんにちは、Microsoft Intune / MDM for Office 365 サポート松井です。

現在すべての Office 365 テナントにおいて有効になった、Mobile Device Management for Office 365 を意図せず有効化してしまった場合の影響について紹介します。

タイトルで出落ちになっておりますが、結論から先に記載いたしますと、この機能を有効化してしまっただけでは “既存環境への影響はございません” のでご安心ください。

MDM for Office 365 の有効化は [Office 365 管理センター] の [モバイル デバイス] メニューをクリックすると MDM for Office 365 のセットアップ画面が表示され、その概要ページにある

「はじめに」

ボタンをクリックしたタイミングで有効化されます。

このボタンが非常に分かりづらく申し訳ないのですが、このボタンをクリックすると、以下のような ”設定中です。……” という表示になり、数分後 MDM for Office 365 が有効化されます。

この状態で MDM for Office 365 が有効になりますが、この時点においては既存のユーザーに何ら影響を与えることはございませんのでご安心ください。

*最近こちらの状態にしてしまったが影響はないのか?、というお客様が何名かいらっしゃいましたのでご案内差し上げました。

 

※ 2016/03 追記
本動作に変更がありましたので新しい記事で変更点についてご案内しております。

 

補足


影響を及ぼしてしまう操作

既存ユーザーに影響を与えてしまう作業は、上記 [モバイル デバイス] 設定画面の ”デバイスのセキュリティ ポリシーおよびアクセス ルールの管理” をクリックし「デバイス セキュリティ ポリシー」を作成し、それを特定のセキュリティ グループに展開した場合に初めて、ユーザーへ影響します。

Device Security Policy

*なお ”デバイスのセキュリティ ポリシーおよびアクセス ルールの管理” リンクをクリックして開く「Office 365 コンプライアンスセンター」の 表記が英語になってしまう場合には「Office 365 管理センター」の最下部に表示されている [管理者] から [Compliance] リンクをクリックすることで日本語表記のページにリンクされます。

具体的な影響範囲

本操作を行ったことによるユーザーへの影響は2点

  1. Exchange ActiveSync モバイル デバイス メールボックス ポリシー
  2. Exchange ActiveSync デバイス アクセス ルール

上記2つの設定は、“デバイス セキュリティ ポリシー”で設定した値が優先されることになりますのでご注意ください。
*Exchange ActiveSync の詳細については、「Exchange Online の Exchange ActiveSync」ご参照願います。

 

/まつい