Azure ポータルの LUIS リソースと LUIS ポータルのアプリケーションの紐付けについて
今回は、Azure ポータルから発行した LUIS の API キーを LUIS ポータル (https://www.luis.ai/) からアプリケーションに紐付ける方法についてご案内します。
まず、Azure ポータル上で以下の図のように、LUIS のリソースを作成します。ここでは例として [東アジア] のリージョンを選択しています。
次に、LUIS ポータルから、新しいアプリケーションを作成し、「publish」画面で確認すると、[North America Regions] に [Starter_Key] が既定で割り当てられています。
LUIS では、前述の “Starter_Key” (これはオーサリング キーとも呼ばれます) とエンドポイント キーの2つのキーを使用します。
オーサリングキーは、LUIS ポータルに初回サインインをして LUIS のアカウントが発行された際に自動的に作成され、LUIS アプリを作成・編集したり、エンドポイント クエリ (機械学習した結果として文章からインテントやエンティティを得るための API 呼び出し) をテストしたりするために提供されます。
一方、Azure ポータルで作成されたエンドポイント キーは運用環境においてエンドポイント クエリを実行するために使用します。
LUIS アプリの公開までは、オーサリング キーが利用されます。公開する準備ができたら、以下の図のように LUIS ポータルで作成したアプリケーションの “PUBLISH”の画面で、Azure ポータルで API キーを作成する際に指定したリージョン (今回の例では [Asia Regions] とします) を選択し、[Add Key] でエンドポイント キーを追加することで、Azure ポータルで作成した API キーをアプリケーションに紐付けられます。
また、オーサリングキーはエンドポイント キーとして使用することも可能ですが、以下の制限が適用されます。
1 秒あたりの制限を超えた場合、HTTP 429 エラー (Too many requests)が発生し、月あたりの制限を超えた場合、HTTP 403 エラー (Quota Exceeded) が発生しますのでご留意ください。
オーサリングキーの制限:
アプリケーションの作成 : 100 万/月、5/秒
エンドポイントアクセス: 1,000/月、5/秒
参考情報:
LUIS でのキー
/ja-jp/azure/cognitive-services/LUIS/luis-concept-keys#authoring-key
キーの制限
/ja-jp/azure/cognitive-services/LUIS/luis-boundaries#key-limits
上記がお役に立てば幸いです。
Cognitive Services 開発サポートチーム 中山